「矢向駅」の版間の差分

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矢向駅(やこうえき)は、神奈川県横浜市鶴見区矢向六丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)南武線である。

駅構造[編集]

線路西側の駅舎側に単式ホーム1面1線の下り(立川方面)ホーム、線路を挟んで島式ホーム1面2線の上り(川崎方面)ホームがある。上りホームとは跨線橋で結ばれている。

尻手駅管理の業務委託駅JR東日本ステーションサービス委託)。自動券売機、多機能券売機[1]自動改札機設置。みどりの窓口2007年6月22日をもって閉鎖され、翌日から指定席券売機が稼動を開始した。トイレは下り線ホームにある。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先 備考
1 南武線 下り 武蔵小杉武蔵溝ノ口登戸立川方面  
2・3 南武線 上り 尻手川崎方面 3番線は当駅始発のみ

現在当駅止まりの列車はないが、「矢向」の方向幕は南武線(本線)用の全車両に存在する。

利用状況[編集]

2011年度の1日平均乗車人員は16,318人である[2]。近年の推移は下記の通り[3]

年度 一日平均
乗車人員
1995年 14,186
1996年 13,944
1997年 13,538
1998年 13,372
1999年 13,529
2000年 13,496
2001年 13,798
2002年 13,336
2003年 13,293
2004年 13,257
2005年 14,555
2006年 15,176
2007年 15,652
2008年 15,788
2009年 15,762
2010年 16,214
2011年 16,318[2]
2012年 17,022

駅周辺[編集]

駅前には小ぶりのロータリーがある。駅南側に接して道路が踏切で交差しており、この道路に沿って商店街がある。

バス路線[編集]

最寄り停留所は、矢向駅前となる。以下の路線が乗り入れ、川崎鶴見臨港バス(臨港)、横浜市交通局(市営)により運行されている。

  • 川56系統:末吉橋方面川崎駅西口行(臨港)
  • 川69系統:小倉方面川崎駅西口行(臨港)
  • 川61系統:元住吉行、江川町行、川崎駅西口行(臨港)
  • 川57系統:川崎駅西口行(臨港)
  • 18系統:生麦行、鶴見駅前行(市営)

歴史[編集]

駅名の由来[編集]

地名から採ったもの。「矢向」には諸説あるが、地名研究では古来川口(川の合流するところ)のことを「やこう」と言う。

その他[編集]

川崎市幸区と横浜市鶴見区との境界線上に置かれていて、ホームは川崎市と横浜市に跨るが、改札口や駅舎が横浜市にある。このため横浜駅からの経路上にある川崎駅・隣の尻手駅と合せて、JRの特定都区市内における「横浜市内」駅の扱いとなっている。なお、当駅が南武線の横浜市内エリアの北限となる。

駅に隣接して留置線があるため、早朝や夕方に当駅からの川崎行始発列車が設定されている。以前はここに矢向電車区が置かれていた。当駅内に南武線全線を担当する矢向車掌区があり、車掌の交替は当駅で行われる。

成瀬巳喜男の映画「めし」(1951年)で、ヒロイン岡本三千代(原節子)が実家に帰るシーンの下車駅として使われた。

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道
南武線
快速
通過
各駅停車
尻手駅 - 矢向駅 - 鹿島田駅

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

テンプレート:南武線