Happy Tree Friends

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2009年2月12日 (木) 12:10時点における124.210.12.138 (トーク)による版

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Happy Tree Friends(ハッピー・ツリー・フレンズ、略称HTFまたはハピツリ)はアメリカMondomedia製作によるフラッシュアニメ作品。作品の内容は非常に特徴的である。一部には熱狂的なファンも存在するが、新作の出るペースは遅い。

概要


注意以降に核心部分が記述されています。

このアニメの特徴を一言で言うならば、血と臓器にまみれたシュールでグロテスクかつ愉快なアニメというようなものになろう。一見すると、かわいらしい動物達が登場するコミカルな(子ども向け風の)アニメだが、最後には必ず登場キャラクターのほぼ全てが凄惨な死に方をして終わる、というものである。

ほとんどが一話ごとに完結する形式のため、別の話に怪我や死が持ち越されることは無く、いくら殺されても別の話では何事も無かったかのようにまた新たな惨劇が繰り広げられる。なお、この作品では登場回数が多ければ多いほど、凄惨な死に方をする傾向がある。

映像だけを見るならば残酷であるが、その唐突な、そして残酷なシーンそのものがギャグになっている。加えて、ストーリーには「棒を持って走り回ると危険」「悪いことをすれば罰が当たる」などの寓話的要素も含まれている。また、各話のエンドクレジットの後には「nice message for the kids」が存在する。例えば、虫歯の治療から事故に発展する話の場合では「Brush after every meal! (食事の後には歯磨きをしよう)」といった具合である。

登場キャラクター

全て動物であり、人間は一切登場しない。

Cuddles(カドルス)
黄色のウサギ。このアニメの主人公級の扱いを受けており、実際に彼が主役の話も多い。性格は明朗活発。なぜかいつもピンク色のウサギのスリッパを履いている。ギグルスと同じく、登場回数、即ち死亡回数も多く、に潰されたり、飛行機エンジンに吸い込まれて木っ端微塵になるなどしている。
Giggles(ギグルス)
ピンク色のメスのリス。このアニメのヒロイン級の扱いを受けており、登場回数の多さがゆえ死亡回数もまた多い。女の子だからといって容赦はされず、ハンドミキサーで目を抉られたり、斧で切られたり、つららが目と口に刺さったりとかなりえげつない死に方をする。尻尾等は無いが、公式のキャラクター紹介ではシマリスと書かれているのでリスなのだろう。母親は一度だけ登場。姿かたちはギグルスにそっくり。最初は熊という設定だったそうだ。
Flippy(フリッピー)
薄い緑色のクマ。元軍人。普段は優しいが、戦闘神経症を患っており、銃声、物音、燃え盛る炎、血痕(ケチャップを血と誤認したことも)などに過敏に反応する。スイッチが入ると目つきと性格が豹変し、周りにいるキャラクター全員を殺害する。戦場仕込みの冷酷極まりない殺し方が多い。
Disco Bear(ディスコ・ベアー)
黄土色のクマ。名前の通り、踊りが好きなダンサー。不注意なのか、ノリがよすぎるのか、登場する作品では必ずと言っていいほどトラブルを起こす。踊った拍子に誰かを突き飛ばし、危険物に叩き込むというパターンが多い。アフロヘアーが特徴。
Pop(ポップ)
肌色のクマ。いつもパイプをくゆらせている。息子のCubを愛するよき父親なのだが、自身のおっちょこちょいな性格のせいでCubを殺してしまうこともしばしば。なお、奥さんの所在は不明。
Cub(カブ)
Popの息子。一見無邪気な赤子だが、額をバリカンで剥かれても笑っているなど、痛みに対して相当な耐性があるようだ(しかしPopに耳を切り落とされたときは激しく泣いた)。Popの過失でよく殺される。体色はPopに準じる。
Toothy(トゥーシー)
薄紫色のビーバー。彼は他のキャラクターに比べ、扇風機に体を切り刻まれたり、棒つきキャンデーで目を抉られたりと、現実の世界でもありそうな死に方をする傾向がある。体色は紫。なお、歯医者としてNuttyを治療したこともあるが、その腕はお世辞でもよいとはいえない。最初はリスという設定だったそうだ。
Handy(ハンディ)
濃いオレンジ色のビーバー。腕は二の腕あたりから切断されており、包帯を巻いている。しかしPetuniaのために家を建てたり、レーシングカーを作ったりと、手先は器用な方である。ある意味ではトゥーシーよりもビーバーらしい。
Petunia(ペチュニア)
青いメスのスカンク。彼女は準ヒロイン級の扱いを受けているが、ギグルス同様やはり登場回数が多いがゆえ死亡回数も多く、フリッピーに顔を焼けた鉄板に押し付けられたり、ディスコ・ベアーに電線に叩きつけられて感電したりと死に方も凄惨。なお、首に掛けている木の形をした飾りは消臭剤。かなりのきれい好きで、TVシリーズでは、汚れや整理されていない棚などを見て過呼吸を起こすシーンもあった。
Nutty(ナッティ)
黄緑色のリス。依存症と言ってもいいほどのお菓子好きで、いつも頬や額にキャンデーをくっつけている。他の者のお菓子でも自分のものにしようと追っかけまわしたり、お金も持っていないのに店にやってきて、万引き未遂と無銭飲食をやらかしたりしている。右目と左目の瞳の形が違う(これは糖尿病を暗示している)。これが原因のためか、色つき電灯とキャンディの見分けが付かず、飲み込もうとしたことで死につながったこともある。またタップダンスを踊るように歩く(これは狂犬病を暗示している)。
Splendid(スプレンディッド)
青色のモモンガスーパーマンを連想させる正義の味方。普段は崖の頂上にあるドングリの家で、裁縫や料理をしているが、叫び声を聞くとを飛んで駆けつける。しかし誰かを助けようとしてその者を殺してしまうなど、全くと言っていいほど役に立たない(自分では助けたつもりになっている)。目からレーザー光線らしきビームを出すことができるが、これも今までに一度も役に立った例がない。
Sniffles(スニッフルズ)
水色のアリクイ。いつも眼鏡をかけていて、を小脇に抱えていることも多い。また壊れたバスの部品を使ってロケットを設計するなど、この作品の中ではかなり頭脳が優秀な部類に入る。しかし、彼がアリを食べようとすると、舌を釘で打ち付けられガソリンで焼かれるなどといった報復をうける(アリの方が頭が良いのかもしれない)。
Flaky(フレイキー)
ちょっと気の弱い、赤色のヤマアラシ。針の部分にフケがついており、学芸会での演出に使われたことも。体の針はトラブルを招くことが多く、生皮ごとはぎとられる、誰かを刺殺する、脱出用のゴムボートを沈没させる(そのためリンチにあう)など、事故が絶えない。
Lumpy(ランピー)
水色のヘラジカ。今の所、このアニメの登場キャラクターの中で身長が一番高い。バスの運転手・ロケットの操縦士、ローラースケート場の路面清掃員・肉屋の店員など数々の仕事をこなし、フリーターにも見える。彼もまた登場回数が多いが、他のキャラを巻き込んだ上で自分は生還しているケースが多く見られる。いわゆるトラブルメーカー。死に方としては、小枝が頭を貫通したり、心臓を抉り出されたり、などなど。また、巨木に足を挟まれて身動きが取れなくなった為に、自らの足をスプーンで切断するという壮絶な活躍(?)も見せている。
Mime(マイム)
紫と白のシカ。名前の如く、衣装とメイクはパントマイムのそれであり、しゃべらない(声にならないうめき声をあげることはある)。家にも家具は一切置いておらず、生活全てをパントマイムで暮らしている。
Lifty・Shifty(リフティ・シフティ)
深緑のアライグマ。双子(兄弟?)の悪役で、どちらかが単独で登場したことはない。帽子を被っている方がシフティ。彼らの登場する話のほとんどが勧善懲悪型で、2匹で牧場や肉屋に泥棒に入るが、必ずその後に凄惨な死を迎える。意外にも機転が利く面も。
Russell(ラッセル)
水色のラッコ。右手はフック、両足は義足、片目には眼帯という典型的な海賊の格好をしている。頭の海賊帽の中には好物の(殻を割らずにいつも殻ごと食べる)が納められている。趣味は釣り。登場回数は少なめ。
The Mole(ザ・モール)
その名の通りモグラ。なぜか彼だけ名前に'The ~冠詞がつく。彼は盲目(光の感知だけはできるようだ)で、いつも盲人用の白い杖を持っている。目が見えないゆえにトラブルメーカーになりがちで、目に杖が突き刺さる重傷を負ったこともあるのだが、生き残ることの割合の方が高い強運の持ち主。体色はピンクだが、いつも濃い紫色の服とサングラスを身に着けている。一言も喋ったことがないので、もしかしたら喋ることもできないのかもしれない。登場回数は少なめ。ちなみに、口元にあるほくろは、モグラとホクロをかけた洒落である(註:共に英語で"mole")。
Cro-Marmott(クロ・マーモット)
濃いオレンジのマーモット。いつも氷漬けになっているが、なぜか雪玉を投げることが可能(雪玉を投げる姿は直接映像には描かれおらず、どのようにして投げているのかは不明)。氷ごと雪の斜面を滑ってペチュニアとランピーを轢き殺したことも。未だに死んだことがない。モティーフは氷漬けになった古代人で、そのため前時代的な獣皮の腰布をはいている。

以上で作品の核心的な内容についての記述は終わりです。

プロモーションビデオ

2007年2月、HTFは人気ロックバンドフォール・アウト・ボーイ(Fall Out Boy)の新曲「The Carpal Tunnel of Love」のプロモーションビデオを手がけている。 内容は通常の作品よりも登場キャラクターが少なく(Cuddles,Giggles,Lumpy,Mole,Toothy,Nuttyのみ)、それに伴い死亡シーンも少ない。中にはバンドメンバーをモデルにしたキャラクターも登場するが、特に目立つこともなくあっけなく死んでしまうので、HTFを知らないフォール・アウト・ボーイファンは視聴の際に注意が必要である。

FALL OUT BOY公式HP(英語)-PV視聴可。

Happy Tree Friendsを見る方法

オフィシャルサイトにおいてフラッシュアニメの形で公開されている他、日本では2006年4月7日よりMTVジャパンの「MTV FLASHER」にて毎週金曜日深夜24:55分頃からテレビ放送されている(放送されない時もある)。

また、HMVなど輸入盤DVDを扱っている店舗もあるが、あまりの残酷さから、日本語版は製作されていない(とはいえ、セリフらしいセリフはほとんどないので、英語版で本編を視聴するにはそれほど支障はない)。

また現在日本ではFLUXがweb(無料)、携帯電話(有料)、Podcasting(無料)で配信を行っている。 2006年上半期にTV版も制作され、現在アメリカのG4TVで放送している。

そのほかの国では、MTVでTV版が放送されている(日本ではフラッシュ版を放送している)。

外部リンク

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