上溝駅

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上溝駅

上溝駅(かみみぞえき)は、神奈川県相模原市中央区上溝七丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)相模線である。

歴史

開業当初から1944年(昭和19年)までは現在の番田駅が上溝駅と称していた。

  • 1927年昭和2年)6月 - 相武電気鉄道の駅の建設が始まるが、資金に行き詰まり、工事は中断、1936年(昭和11年)には同社が破産した。
    • ほぼ同時期に相模鉄道の建設工事も行われ、両社間の調整により地平面上を通る相武電気鉄道をオーバークロスする形で相模鉄道が通過するものとされた。そのために相武電気鉄道の建設が挫折した後も、築堤上に相模鉄道の駅が設けられることとなった。
  • 1931年(昭和6年)4月29日 - 厚木 - 橋本間の開通時に、相模鉄道の相模横山駅(さがみよこやまえき)として開業。
  • 1935年(昭和10年)11月7日届出 - 本上溝駅(ほんかみみぞえき)に改称。
  • 1944年(昭和19年)6月1日 - 国有化、国鉄相模線の駅となる。同時に上溝駅に改称。
  • 1962年(昭和37年)10月10日 - 貨物取扱が廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる。
  • 2001年平成13年)

駅構造

単式ホーム1面1線を有する高架駅で、駅舎は高架下にある。

業務委託駅JR東日本ステーションサービス委託)で、みどりの窓口(営業時間 7:00 - 20:00)・自動券売機(稼働時間 6:10 -22:30)・自動改札機自動精算機設置。なお、早朝・深夜は乗車駅証明書を取って着駅にて精算する。エレベーターエスカレータ多機能トイレ点字運賃表設置。飲料販売機公衆電話公衆トイレNEWDAYSあり(2010年6月30日以前は今のNEWDAYSの場所にマクドナルド上溝駅前店が出店していた)。

2001年平成13年)4月8日に高架化が完成した。これにより高架下両側に跨ってバスターミナルを含む駅前広場が整備された。高架化以前は築堤上に1面1線の単式ホームと平屋の駅本屋を持ち、階段でガード下の県道と連絡する構造であった。なお高架化に際してわずかに(新駅の幅だけ)東に移動している。

利用状況

2012年度の1日平均乗車人員は5,602人である。毎年7月下旬に行われる「上溝夏祭り」会場の最寄り駅であるため、開催日には混雑する。近年の推移は下記の通り。

年度 1日平均
乗車人員
1998年
1999年
2000年 4,732 [1]
2001年 4,650 [2]
2002年 4,768 [3]
2003年 4,899 [4]
2004年 5,022 [5]
2005年 5,130 [6]
2006年 5,350 [7]
2007年 5,588 [8]
2008年 5,728 [9]
2009年 5,603 [10]
2010年 5,530 [1]
2011年 5,351 [2]
2012年 5,602 [3]

駅周辺

上溝は相模原市のかつての中心地で、相模原町時代には町役場があった。駅北側にはさがみはらグリーンプール野球場を併設した横山公園があり、駅東側の高台には三菱重工業の宿泊施設「三菱重工相模クラブ」がある。駅西側にはさまざまな商店や飲食店等が軒を連ねている。

バス路線

駅前にバス乗り場があり、神奈川中央交通相模神奈交バス相模原営業所の路線バスが発着している。停留所名は「上溝」で、「駅」の文字は入らない。

2001年(平成13年)4月に駅前広場が整備されるまでは、相模線ガード下の県道上に「上溝駅下」停留所が設けられ、約300m西方に「上溝」と称する小規模なバス折返場があった。駅前広場の完成と共に折返場が移転する形で駅前にバスロータリーが設置された。なお、元の上溝停留所は「上溝中央」に改称されており、その後も数年間はバスの待機所として使用されていたが、現在はミスタードーナツになっている。

乗場 系統 主要経由地 行先
1番 相12 市役所前 相模原駅南口
相14 横山団地
2番 大15 下古山・原当麻駅北里大学大沼 相模大野駅北口
橋34 作の口・下九沢・六地蔵 橋本駅南口
3番 淵53 田名バスターミナル
田名バスターミナル 水郷田名
淵59 田名バスターミナル・高田橋入口・箕輪辻 愛川バスセンター
4番 淵52
淵53
淵59
千代田・淵野辺十字路 淵野辺駅南口
5番
6番
降車専用
備考青地表記の路線は運行便数が少ない路線である。

その他

ダイヤ

20分~25分に一本来るのみ。行き先は、茅ヶ崎橋本八王子である。

隣の駅

東日本旅客鉄道
相模線
番田駅 - 上溝駅 - 南橋本駅

戦前は南橋本駅との間に作ノ口駅が置かれていた。

脚注

関連項目

外部リンク