南栗橋駅

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南栗橋駅(みなみくりはしえき)は、埼玉県久喜市南栗橋一丁目にある東武鉄道日光線である。駅番号はTN 03。地元の利用客からはナンクリ(南の音読み)とも呼称されている。

駅の北側には東武鉄道南栗橋車両管区(旧・南栗橋車両管理区)が立地し、南栗橋乗務管区が所在するため運転士車掌が交代することがある。

歴史

  • 1986年昭和61年)8月26日 - 開業。当駅が開業するまで、浅草駅始発・終着の一部列車は幸手駅で折り返していたが、開業により、当駅まで運転区間を延長した。
  • 2003年平成15年)3月19日 - 日比谷線(上りのみ)・半蔵門線・東急田園都市線直通列車が当駅まで運転開始。
  • 2006年(平成18年)
    • 3月18日 - 野岩鉄道会津鬼怒川線、会津鉄道会津線直通運転列車の停車開始(2013年3月15日終了)。
    • 3月20日 - 特急「きりふり」283号(現・285号)停車開始。
  • 2011年(平成23年)11月4日 - 発車メロディ導入。
  • 2012年(平成24年) - 線路切替により、下りホームの一部が削られる。
  • 2013年(平成25年)
    • 2月 - 出入口にある駅名看板が取り換えられる。
    • 3月16日 - 浅草方面に留置線が新設される。日比谷線直通列車が増発され、下り直通列車も運転開始。
    • 10月30日 - 自動放送設備使用開始。

駅構造

島式ホーム2面4線を有する地上駅で、橋上駅舎を有している。

駅舎内下り・上りホーム、改札外東・西口、それぞれにエレベーターが設置されている。下り(東武日光方面)ホームには待合室(2007年11月完成)が、コンコースとホームには運行情報表示器と発車標がそれぞれ設置されている。自動改札機設置。定期券発売駅。

発車標は、コンコース部がLED式、ホーム部が液晶ディスプレイ式となっている。

のりば

番線 路線 方向 行先
1・2 東武スカイツリーライン 上り 東武動物公園北千住とうきょうスカイツリー浅草
H日比谷線 中目黒Z半蔵門線 渋谷東急田園都市線 中央林間方面
3・4 日光線 下り 新栃木東武日光宇都宮線 東武宇都宮
鬼怒川線 鬼怒川温泉方面
  • 上記の路線名は旅客案内上の名称(「東武スカイツリーライン」は愛称)で表記している。本来当駅は日光線の途中駅であるが、当駅までの区間は実質的に東武スカイツリーライン系統の延長線上として扱われているため、上り浅草方面は便宜上直通先の名称で案内されている。
  • ホーム有効長は開業時から10両編成対応である。
  • 2・3番線は待避線である。

列車運行

  • 2003年3月19日のダイヤ改正から、日比谷線直通中目黒行の始発(8時8分発)が平日・土休日問わず朝に1本のみ設定されていた。2013年3月16日のダイヤ改正からは上下線とも日比谷線が当駅まで乗り入れるようになり、直通本数も増加した。
  • 宇都宮線直通東武宇都宮行初電(新栃木 - 東武宇都宮間ワンマン運転、6時48分発)が1本のみ設定されている。
  • 2006年3月18日に実施されたダイヤ改正から、定期列車の接続を受ける当駅始発の臨時快速列車が主に行楽シーズンの休日に運行されるようになった。
  • 当駅以南(北千住方面)はホーム有効長が10両編成対応となっているのに対し、栗橋駅以北(東武日光方面)のホーム有効長は6両編成対応であるため、当駅を境に以下のような運行上の特徴がある。
    • 全列車が10両編成である半蔵門線・田園都市線直通列車の日光線側始発駅となっている。
    • ラッシュ時に運転された新栃木始発の区間急行は、当駅で増結を行い北千住駅まで10両(一部8両)で運転した。反対に朝ラッシュ時の下り区間急行は当駅で解結を行うものも存在した。2013年3月16日から朝ラッシュ時の区間急行が全列車当駅始発となったため当駅での増解結作業は廃止された。朝ラッシュ時以外の区間急行も殆ど当駅始発に変更され、当駅以北に直通する列車は6050系による新栃木始発・終着の1往復のみとなり10000系列・30000系による運用は廃止となった。
    • 新栃木方面の普通は東武動物公園 - 新栃木間で運転される一部列車を除き当駅発着で、早朝以外の時間帯では半蔵門線方面の列車と相互接続を行っている。2013年3月16日より一部列車を除いて4両編成による運転が終日実施される。
    • かつて新栃木方面からの当駅終着列車は、到着後運転士と車掌が交替し栗橋駅寄りにある引き上げ線に入線し始発列車はこの逆の運用がされていたが、幸手側に引き上げ線が設置されたため廃止となった。
  • 2011年(平成23年)、東日本大震災に伴う夏の節電ダイヤ実施時には、平日日中の南栗橋 ‐ 新栃木間の本数が毎時2本に減便されていたほか、一部編成長が6両から4両に減車されていた[1]。(当駅発着の毎時2本の普通のうち、1本を運休。区間快速は通常通り。)9月に節電ダイヤが終了した後も、平日日中の同区間においては、引き続き毎時2本のまま存置されていたが、この措置は2012年5月22日の東京スカイツリーグランドオープンと同時に運休は解除された。2013年のダイヤ改正で4両編成による毎時2本の運行に変更され、この運用に戻る形となった。
  • 当駅を跨いで運転し、かつ当駅に停車する列車の乗務員は当駅で交替する要出典。ただし、このような運用は2013年のダイヤ改正で上り列車1本、下り列車2本のみとなった。
  • 当駅終着列車は、引き上げ線に移動する際に「回送電車が発車します」の案内放送が流れる。

利用状況

2012年度の1日平均乗降人員8,461人である[2]。日光線の駅では第6位。周辺の宅地開発により、乗降人員は年々増加している。

近年の1日平均乗降人員および乗車人員の推移は下記の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[3]
年度 1日平均
乗降人員[4]
1日平均
乗車人員[5]
1999年(平成11年) 4,811
2000年(平成12年) 5,198 2,762
2001年(平成13年) 5,772
2002年(平成14年) 5,958
2003年(平成15年) 6,103
2004年(平成16年) 6,412
2005年(平成17年) 6,559 3,315
2006年(平成18年) 6,893
2007年(平成19年) 7,244
2008年(平成20年) 7,604
2009年(平成21年) 7,803 3,846
2010年(平成22年) 8,099 4,108
2011年(平成23年) 8,289 4,160
2012年(平成24年) 8,461 4,242

駅周辺

駅周辺は新興住宅地が広がっている。行幸湖(権現堂川)の対岸は茨城県猿島郡五霞町で、当駅の駅勢圏に入る。

東口

西口

バス

  • 五霞町コミュニティバス 済生会栗橋病院・五霞町役場・江川本村 ※2014年9月30日までの試験運行

その他

  • 当駅前に乗り入れる路線バスはないが、毎年秋季に南栗橋車両管区で「東武ファンフェスタ」が開催される時は、東口から臨時の無料直通バスが運転される。
  • 日光線内では杉戸高野台駅と並び2番目に新しい駅である。

隣の駅

東武鉄道
日光線
快速(当駅発着の臨時列車を除く)・区間快速
通過
快速(当駅発着の臨時列車)
南栗橋駅(TN 03) - 板倉東洋大前駅(TN 07)
区間急行・普通
幸手駅(TN 02) - 南栗橋駅(TN 03) - 栗橋駅(TN 04)
急行・準急・区間準急
幸手駅(TN 02) - 南栗橋駅(TN 03)

なお、「きりふり」は定期列車として運転される285号のみ停車。臨時便としての「きりふり」は停車しない。

脚注

関連項目

外部リンク