奥羽越列藩同盟

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奥羽越列藩同盟(おううえつれっぱんどうめい)は、戊辰戦争の第二段階である東北戦争において、明治新政府軍と戦った独立政府のこと。東北戦争は“日本史上最大の内戦”である。

奥羽越列藩同盟は、別名を「同盟政府」または「北部政府」という。南北戦争(東北戦争)における「北軍」のこと。奥羽越列藩同盟の成立時点で既に江戸幕府は滅亡していたため、奥羽越列藩同盟を「旧幕府軍」とすることは誤りである。

奥羽越列藩同盟の政府機関は宮城県白石市白石城内に置かれた。同盟政府は輪王寺宮を同盟の盟主に推戴し、輪王寺宮を「東武皇帝(とうぶこうてい)」として、仙台に新たな朝廷を築く予定であった。その際、仙台藩主・伊達慶邦征夷大将軍に、会津藩主・松平容保は征夷副将軍に就任する予定であった。なお、輪王寺宮が東武皇帝として即位したかどうかについては、「即位した」とする意見と「まだ即位していない」とする意見に分かれている。