エステート24

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エステート24

エステート24ホールディングス株式会社は、オール電化商品、太陽光発電システムの販売設置工事を行うECOソリューション事業と、不動産売買仲介業リフォーム事業、新築分譲販売事業を行なう不動産コンサルティング事業を主とする住宅系総合販売メーカーである。

概要[編集]

2009年1月に創業し、太陽光発電システム、オール電化商品の販売設置工事を行うECOソリューション事業部と、24時間で不動産賃貸斡旋事業の店舗営業、不動産売買仲介業務を行う不動産コンサルティング事業部が主とする関西の住宅系総合会社。創業時は7人で東大阪市にある一軒家の1階を事務所として企業を開始し、現在では20代の役員を中心とし社員610人が在籍している。

事業展開[編集]

ECOソリューション事業の太陽光発電システム、オール電化商品の販売事業部は関西をメインに販売設置工事を開始。2010年からは西日本エリアでの販売エリアを拡大。2012年からは再生可能エネルギー固定価格買い取り制度がスタートし産業用太陽光発電事業などにも事業を拡大。一般エンドユーザー向けには更なる業販拡大として大手家電量販店や大手ハウスメーカーと販売提携し、既存住宅向けへの販売、新築住宅向けへの卸売りも手掛ける。 不動産コンサルティング事業の不動産賃貸斡旋事業では、24時間での賃貸物件紹介を事業コンセプトに置き大阪府大阪市中央区心斎橋筋の営業店舗で開始。現在、24時間による不動産賃貸業は休業中。

詐欺[編集]

みずほ銀行から融資金約2億円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで社長の秋田新太郎ら2人が大阪府警に逮捕された。みずほ銀行に対し他の金融機関から融資を受けているなどと虚偽の事実を伝え、2億円の融資金をだまし取った疑い。

みずほ銀を欺いた28歳「ベンチャーの旗手」[編集]

「これからは太陽光、絶対来るから」。

長い前髪を左右になでつけたホスト風の男の肩書は太陽光発電システム販売会社の代表取締役CEO。創業4年あまりで業界のトップにのし上がり、「ベンチャーの旗手」と評された。だが、その驚異的な業績は虚飾にまみれていたことが大阪府警の捜査で明らかになる。みずほ銀行から約2億円の融資金をだまし取ったとして10月に逮捕され、決算の粉飾も判明。市場の信用を失った会社は経営危機に陥った。超高級車の「マイバッハ」を駆り、夜ごと美女と豪遊した酒とバラ色の日々は、もう帰らない。

セレブ経営者[編集]

ビジネスマンが行き交う大阪市中央区のオフィス街。その一角にそびえる54階建てのタワーマンションが、秋田新太郎(28)=詐欺罪で起訴=の生活拠点だった。高層階の分譲価格は1億円を超え、賃貸なら月額家賃は30万円以上。大阪の街を眼下に見下ろす眺望は、そこに暮らす人の地位を示しているかのようにも見える。

23歳で脱サラし、平成21年、大阪市内に「エステート24ホールディングス」を設立した。扱う商品は大手メーカーの太陽光発電システム。「初期投資ゼロ円」をうたい、信販会社とローン契約させるビジネスモデル。目新しいところは何一つなかった。

代わりに力を入れたのがイメージ戦略だ。エ社のイベントに元横綱ボクシングの世界チャンピオンを招いたり、タレント出身の衆院議員に社員研修を依頼したりして、その様子をホームページで大々的に紹介。信頼できる企業だと、PRした。その甲斐あってか、設立初年に約4億円だった売上高は2012年12月期には約135億円を数えるまでになった。

社員への口癖は「一番を目指せ」。ステータスへのこだわりは、言動だけでなく所持品にもあらわれていた。全身ブランド物の服で着飾り、車はマイバッハ以外にベントレーを所有。若手経営者が集まる東京・六本木ヒルズにも部屋を借りていた。

六本木や大阪・北新地に毎晩のように繰り出し、クラブやキャバクラで遊び回った。その羽振りの良さは周囲に「セレブ」のイメージを抱かせると同時に、ある種のうさん臭さも感じさせたという。

実際、エ社の資金繰りは2012年ごろから悪化。金融機関への返済が滞ったり、ソーラーシステムの施工業者に工事費を支払わなかったりという金銭トラブルも発生していた。同業者や金融関係者の間では「粉飾決算の疑いが濃厚」ともささやかれていたが、その噂は間違いではなかった。

犯行支えた側近[編集]

秋田は2012年9月、みずほ銀に融資を申し込んだ際、販売実績を水増ししたり、他のメガバンクから3億円の融資を受けたと虚偽の説明をしたりして、約2億円の融資金を詐取した。

だましの手口はいたって単純だ。秋田らは60人以上の販売契約書を偽造。入金予定の債権があるように装い、銀行側に返済能力があると信じ込ませた。

さらにエ社名義の預金通帳と明細書を偽造。他のメガバンクから入金があったかのように記録を偽り、融資交渉の席では秋田自らが「他の銀行からも3億円の融資を受けた。ぜひ追加融資をお願いしたい」と頭を下げ、エ社の信用力をアピールした。

要するに嘘を並べて資金を調達したわけだが、絵を描いたのは秋田1人だけではない。側近として不正を手助けしたのが、エ社の元幹部、田中智久(36)=詐欺罪で起訴=だった。執行役員として財務部門を取り仕切り、裏社会にも通じた「金集めのプロ」として金融業界でも知られた存在だった。

実は田中にとって今回の融資詐欺は再犯。大阪市のOA機器販売会社「デジコム」(倒産)に勤務していた平成20年7月に愛媛銀行から約5千万円をだまし取ったとして、平成22年6月にも府警に逮捕されている。

当時は、マンション分譲会社からソーラーパネルの納入業務を請け負ったとする受注書を偽造し、請負代金を融資の返済原資に充てると説明していた。府警の捜査幹部は「被害者の銀行が変わっただけで、やっていることは昔も今もほぼ同じだ」と指摘する。

みずほ銀がこうした経緯を知っていれば、融資をストップできたかもしれないが、田中は偽名を名乗っていたという。

一方の秋田はデジコムの元社員で、田中とは同僚だった。府警は旧知の間柄だった2人が「二人三脚」で資金集めに励んでいたとみている。

露骨な粉飾決算[編集]

秋田らがだまし取った融資金は、2013年3月末の返済期限を過ぎても大半が返済されていない。みずほ銀が被害届を出したことで事件化されたが、他の金融機関でも同様の被害が確認されている。

エ社は大人数の営業マンを抱え、主に訪問販売で売り上げを伸ばしたとされるが「決算を粉飾して業績が好調なように見せかけ、金融機関から引っ張った金で会社を回していた」というありさま。

複数のペーパー会社との間で資金を動かし、取引があるように偽装。売り上げを過大に計上する手口で決算を粉飾していた。

みずほ銀の融資は、別の借入金の返済や施工業者への代金支払いに充てられていたが、「キャバクラでの女遊びやブランド品に消えた可能性も否定できない」という。

東日本大震災後、再生可能エネルギーに社会の注目が集まった。特に住宅用の太陽光発電をめぐる市場は急拡大。そのトップランナーのように思われていたエ社の不正は消費者の意識を変え、業界全体のイメージ悪化を招いた。

秋田と面識のあったある企業関係者は「ようやく化けの皮がはがれた、という感じ。あれほどの業績で資金繰りに苦しむのは普通じゃない。融資詐欺と聞いて妙に納得した」と切り捨てた。

子供のころは総理大臣を夢見ていたという、秋田。2013年7月、出身中学に「利他の心」と書いた石碑を、他の卒業生と共同で寄贈した。石に彫る前に、自らの胸に刻んでほしい。

フジ「とくダネ!」報道に批判が続出。詐欺容疑社長を「ネット中傷被害者」と取り上げる[編集]

詐欺容疑で逮捕されたベンチャー企業社長をネット中傷被害に遭ったと擁護していたとして、フジテレ ビ系ワイドショー「とくダネ!」に批判が相次いでいる。しかし、フジ側は、この騒ぎに沈黙したままだ。

大阪市のこのベンチャー企業「エステート24ホールディングス」は、自ら太陽光発電システム販売で実績ナンバー1とうたい、読売新聞によると、「ベンチャーの旗手」とも呼ばれていた。

「とくダネ!」は、2013年7月5日に放送したネット中傷の特集で、10月19日に詐欺の疑いで大阪府警に逮捕された社長の秋田新太郎(28)をその被害者として取り上げていた。

秋田には、番組のディレクターが取材し、1月ごろから会社を中傷するコメントがネット上の あらゆるところで書き込まれるようになったと紹介した。ある掲示板には、社員を名乗って、「給料の 支払いが遅れています」「秋田氏、偽造パスポートで海外逃亡計画中」との書き込みがあったとした。

番組では、秋田は、偽造パスポートについて苦笑して、「ありえないですよね」と言い、給料 遅配についても、「1回も遅れたことないですね」と否定していた。

今回の事件では、他行から融資を受けたとウソをつくなどして、みずほ銀行から2億円を融資させて だまし取ったとされている。もしこの容疑が事実なら、「返す気ないのに銀行から融資を引っ張りまくっている」といった掲示板書き込みは当たっていたことになるが、番組では、「会社の評判を貶めるウソ」と断定して紹介した。

さらに、番組は、会社がメーカーとの取引がなくなるなど数十億円の被害を受け、毎月1000万円 以上をかけて中傷書き込みを消しているとの秋田のコメントをそのまま流していた。

「とくダネ!」の秋田新太郎擁護については、ネット上で、その内容が紹介されて、批判的な意見が続出している。

「これは裏取りをしなかったフジが悪いな」「最初から『ネット=悪』と決めつけてかかるからこうなる」「フジはきちんと説明しないと 犯罪者擁護したことになるね」

今回の事件報道によると、エステート24ホールディングスは、2012年9月にはみずほ銀行をだましていた 疑いがある。さらに、月刊誌「ファクタ」はこの年の12月号で、会社について、最近になって一部の金融機関 に対する借入金の返済が滞っていると噂されていると報じ、疑惑の一端が浮上し始めていた。2013年3月には、 情報サイトにこうしたお金に関するトラブルが続出していると書かれるなど、ネット上でも疑問が持ち上がって いた。

フジは、調べれば分かる可能性もあったのに、なぜそうしなかったのか。今回の事件では、余罪がある疑いも報じられており、フジが擁護したために、被害が広がった恐れはないのだろうか。

「とくダネ!」の2013年10月21日放送では、事件についても触れられていない。フジテレビの広報部では、取材に対し、「番組の制作内容、取材経緯の詳細についてはお答えしておりません」とだけ回答している。

なお、会社は9~10月に、芸能人や政治家らをイベントに呼んで、事業のPRをしており、ネット上では、こうした動きにも批判が出ている。会社のホームページはすでに削除されており、本社に電話をしても応答がなかった。

今までのスポンサー番組・イベント[編集]