タイムリー10

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タイムリー10(たいむりーてん)は、KBS京都テレビでかつて放送されていた報道番組である。日本民放テレビ局史上初めてとなるプライムタイムワイドニュース番組であった。

概要[編集]

1980年4月放送開始。初代キャスターはKBS京都アナウンサー飛鳥井雅和である。

ニュースとゲストコメンテーター、アシスタントの3人によって番組は進行され、身近な地域の問題などをテーマに、当事者、そして視聴者の意見も交えて討論するという内容であった。特に地方行政についてはかなり力を入れており、行政を鋭く批判するという姿勢が視聴者からの支持を集めた。

1990年に番組は終了。その後、KBSの夜のニュースワイドは「エリアジャーナル」(進行役=フリー・アナウンサーの奥田博之氏)となった。そして1993年に「スーパータイムリー930」(進行役=久保房郎アナウンサー)に、半年間の中断期間ののちにスタートした1995年の「ニュース京都930」を経て、1996年10月に「NEWSワイド京都」(進行役=飛鳥井雅和アナウンサー)に衣替えした。

放送時間[編集]

  • 平日については、放送開始当初は22:00~22:55。一時期「ザ・タイムリー」と題しては20時台に放送されていたこともあったが、最終的には21:30~22:25に落ち着いている。
  • 週末は22:00~22:30の放送だった。(1987年時点)
  • 翌朝10時台に再放送が行われていた時期もあった。

歴代キャスター[編集]

エピソード[編集]

前述の通り日本の民放では初のプライムタイムのワイドニュース番組であった。そのため、番組開始前はKBSの局内でも「営業的に儲からないニュース番組をプライムタイムにやるなんて」という声が少なくなかった。

ところが蓋を開けてみると、KBSのこの試みは放送業界のみならず広告代理店行政など各方面からの注目を集めた。1985年にスタートした「ニュースステーション」(テレビ朝日)も、一説にはこの番組を参考にしたといわれている。

当時タレント上岡龍太郎が、行政の対応に不満を覚えたときなどに、しばしば「KBS京都のタイムリー10で取り上げてもらうで」と言っていたというエピソードは、いかにこの番組、そしてKBSが地域に根ざしていたかということを物語っている。

前後番組の変遷[編集]

KBS京都テレビ 夜のニュース
前番組タイムリー10
ザ・タイムリー
(1980 - 1990)
次番組
-エリアジャーナル</br>(1990 - 1993)
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