ヘビー級

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1960年にボクシングのライトヘビー級で五輪金メダリストとなったモハメド・アリは、同年10月にプロデビュー。最初の世界ヘビー級タイトルを獲ったのは1964年2月だった(1967年撮影)
プロボクシングでWBC・WBA・IBFの3団体を統一した世界ヘビー級チャンピオンのマイク・タイソンは日本でもトニー・タッブス戦、ジェームス・ダグラス戦の2試合を行った(2012年撮影)

ヘビー級(英:heavyweight)は、ボクシングなどの格闘技で用いられる階級の1つである。意味は「重量」。

ボクシング[編集]

プロボクシングでの契約ウェートは、200ポンド (90.7kg) 以上である。 全17階級中最重量級の階級である。

古くはジョー・ルイスモハメド・アリ、近年ではマイク・タイソンら有名王者を数知れず輩出している最も人気のある階級であると言える。初代世界王者はジョン・L・サリバン

日本のジム所属者では輸入選手のMG・ピーターが、東洋太平洋ボクシング連盟 (OPBF) のヘビー級王座を獲得し、世界王座にも挑戦している。日本人では高橋良輔がそのピーターが持っていたOPBF王座に挑戦しており、現在は竹原真敬がアジアボクシング評議会 (ABCO) ヘビー級にランクされている。

過去には日本ボクシングコミッションでもヘビー級王座が設けられていて、片岡昇が初代王者に就いたが、挑戦者が現れず一時期消滅した。その後、コミッションは2009年9月にスーパーミドル級、ライトヘビー級、クルーザー級の3階級を新設し、同時にヘビー級を復活させたが、これらの階級では同コミッションによる日本タイトルマッチはまだ設置されていない。しかし2011年9月には西日本ヘビー級新人王決勝戦を制した樋高リオが、この階級の全日本新人王決定戦は未整備であるものの、日本国内初のヘビー級新人王となった[1]

女子は175ポンド (79.3kg) 以上をヘビー級としている。

アマチュアボクシングでは、178〜200ポンド (81〜91kg) をヘビー級と定めている。ただし、国内では国際大会におけるスーパーヘビー級に該当する200ポンド (91kg) 以上をヘビー級としており、国際大会でのヘビー級はライトヘビー級に該当する。

関連リンク[編集]

ボクシングの体重別階級
プロ ヘビー級 - クルーザー級 -25- ライトヘビー級 -7- スーパーミドル級 -8- ミドル級 -6- スーパーウェルター級 -7- ウェルター級 -7- スーパーライト級 -5- ライト級 -5- スーパーフェザー級 -4- フェザー級 -4- スーパーバンタム級 -4- バンタム級 -3- スーパーフライ級 -3- フライ級 -4- ライトフライ級 -3- ミニマム級(ミニフライ級) - アトム級 ※階級間の数字はリミットの重量差(単位:ポンド)
アマチュア スーパーヘビー級 - ヘビー級 - ライトヘビー級 - ミドル級 - ウェルター級 - ライトウェルター級 - ライト級 - バンタム級 - フライ級 - ライトフライ級 - ピン級

キックボクシング[編集]

日本においては、ほぼ全団体共通で86.1kg以上をヘビー級と定めている。

国際団体の場合、団体によって体重が異なる。

  • 世界キックボクシング協会 (WKA) 90〜95kg
  • 国際競技空手協会 (ISKA) 91.9〜96.4kg
  • 国際キックボクシング連盟 (IKF) 88.7〜97.7kg

乞食-1[編集]

八百長団体K-1ではミドル級以外の階級を設けていなかったが、2007年よりボクシングのようなタイトルマッチ制度創設および選手の大型化(八百長武蔵を勝たせるため、ただし武蔵は勝てなかったww)に伴い、100kg以下をヘビー級とした。

総合格闘技[編集]

ネバダ州アスレチック・コミッションの定める統一階級制度においては、205〜265ポンド(93.0〜120.2kg)が総合格闘技におけるヘビー級と定められている。これに従い、UFCを始めとする北米地域のほぼ全てのプロモーション、並びに世界中の多くの総合格闘技プロモーションにおいてこの区分が採用されている。日本においてはパンクラスがこの区分に従っており、またDREAM・戦極・PRIDEなど、下限(約93kg)が共通しているイベントも存在する。

プロレス[編集]

プロレスの場合、多くの団体が概ね100kg以上をヘビー級としている。

100kg以下をジュニアヘビー級またはクルーザー級などと呼んでいる。

脚注[編集]