富山県

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富山県
国/地方 日本の旗 日本 
団体コード 16000-8
ISO 3166-2:JP JP-16
面積 4,247.22 km²
境界未定:あり
総人口 1,111,602
人口密度 - 人 /km²
隣接都道府県 新潟県長野県岐阜県石川県
県の木 立山杉
県の花 チューリップ
県の鳥 ライチョウ
他のシンボル 県の獣:ニホンカモシカ
県の魚:ホタルイカシロエビブリ
県の歌:富山県民の歌
知事 石井隆一
都道府県庁
所在地 〒930-8501
富山県 富山市新総曲輪1番7号
外部リンク http://www.pref.toyama.jp/ 富山県庁
位置
富山県の位置
特記事項:
※石井隆一(「隆」の字は「生」の上に横棒が入る)
テンプレート

富山県(とやまけん)は、日本海に面する日本の一つ。令制国越中国に相当する。

概要[編集]

北を日本海富山湾)に、南を飛騨の山々に、東を親不知飛騨山脈)に、西を倶利伽羅峠に挟まれた県である。

山間には、富山県から岐阜県に跨がる世界遺産白川郷・五箇山の合掌造り集落」や、山岳信仰で有名な立山連峰がある。

五箇山地方では楽器こきりこを使ったこきりこ節が生まれた。方言で「新鮮」を意味する「きときと」と呼ぶ魚介類に加えて、名水の産地として知名度が高い。魚津市では蜃気楼が見える。

松尾芭蕉は、富山県を「早稲の香や 分け入る右は 有磯海」と詠んでいる通り、古来より稲作が盛んな地方である。全体的に、石川県岐阜県飛騨地方新潟県頚城地方の、三方との交流が多い。

県民性[編集]

保守的な気風が強い。貯蓄率は高く、「越中の一つ残し」と言われるほどである。また家を基準とした家長制度を非常に重んじ、男性は庭付きの一戸建てをもってようやく一人前として扱われる。そのため持ち家率は常に日本で上位に位置する。

地理[編集]

県の中部には、概ね複数の河川が形作った沖積平野富山平野があり、山麓部には複数の川の扇状地が重なり合ってできた「複合扇状地」が見られる。

日本海に面するので、気候の多い日本海側気候を呈する。

自然公園[編集]

国立公園
国定公園
県立自然公園

歴史[編集]

古代[編集]

律令時代[編集]

  • 725年 僧侶行基によって国内最大の石仏である不動明王像が彫られ、真言密宗大岩山日石寺を開く
  • 741年 能登国を越中国に併合する
  • 746年 越中国の国司として、万葉歌人である大伴家持が赴任する
  • 757年 越中国より能登国を分離する
  • 810年 越中国に滞在した渤海国使首領である高多仏により、習語生等に対する渤海語の修習が行われる
  • 863年 越中、越後で大地震が発生する(三代実録)

鎌倉時代 - 室町時代[編集]

戦国時代[編集]

江戸時代[編集]

明治時代(置県以前)[編集]

明治時代(置県以後)[編集]

大正 - 第二次世界大戦[編集]

現代[編集]

人口[編集]

年齢構成[編集]

テンプレート:富山県/5歳階級別人口

512px
富山県と全国の年齢別人口分布図(比較) 富山県の年齢・男女別人口分布図
紫色は富山県
緑色は日本全国
青色は男性
赤色は女性
総務省統計局 / 国勢調査2005年

行政[編集]

歴代知事(公選)[編集]

  • 初代 館哲二(1947年4月19日~1948年11月15日、1期)
  • 2代 高辻武邦(1948年11月23日~1956年9月30日、2期)
  • 3代 吉田実(1956年9月30日~1969年12月1日、4期)
  • 4代 中田幸吉(1969年12月30日~1980年9月18日、3期)
  • 5代 中沖豊(1980年11月11日~2004年11月8日、6期)
  • 6代 石井隆一(2004年11月9日~、2期目)

経済[編集]

産業[編集]

一次産業[編集]

農地は減少傾向にあるが、耕作地における水田率は全国1位(95.9%)。砺波地区においては明治時代から続くチューリップの栽培が盛んであり、異彩を放っている。北部に占める富山湾の恩恵により、漁業も盛んであったが、近年定置網漁を除く、その他の漁業は衰退の傾向にある。しかし、国民のグルメ指向と輸送時間の短縮化により、従来は移送が不可能であった白エビなど、今まで売れなかった商品が注目されている。

  • 農業:米、砺波のチューリップ、福光の干し柿、入善の黒部西瓜
  • 漁業 - 室町時代から続く伝統のブリ定置網漁などがある。他にはホタルイカなど
  • 林業 - 山の大半が国立公園のため、あまり盛んではない

二次産業[編集]

富山県は、日本海側最大の工業集積地であり、北陸工業地域の中核である。

黒部ダムなどからの安価な電力供給によって、アルミ工業が発達しているほか、臨海部を中心として石油精製、重化学工業、各種電気製造が発達している。また、特定重要港湾伏木富山港により対岸貿易や、原材料輸入における大型の貨物の輸送が容易となっている。主に工業地は富山市から高岡市にかけて連続している。

医薬品の製造・販売(いわゆる置き薬)も歴史が長い。

  • 製造業
    • 合金加工 - アルミ(アルミサッシ生産シェア国内第1位 YKK AP三協立山アルミ新日軽)、銅(製品国内シェア第1位)、鉄(フェロアロイ合金鉄シェア国内1位)、マグネシウム等。
    • 工業機械 - 自動車部品、ベアリング(生産シェア国内第4位 不二越)、精密工作機械(タービン工作機械世界シェア25%、半導体ポリッシングマシン世界シェア1位)、産業用ロボット(世界シェア5位)
    • 電気機器 - 電子部品(スイッチング電源国内シェア2位、3次元加速度センサー、抵抗器ほか)、家電製品、集積回路
    • 造船 - 日本海側では数少ないドライドック設備有り
    • 建設 - 総合建設業、鉄骨橋梁(川田工業)、各種プラント建設
    • 化学工業 - 化学原料(塩酸、硫酸など)、化学肥料、ポリカーボネート製品、塩化ビニル製品、人工イクラ
    • ファスナー - 世界シェア1位(YKK
    • 製薬 - 医療用総合医薬品製造、薬品原料(インドメタシンなど)、漢方薬、外用剤、各種研究施設多数。また、生産した家庭薬の配置薬業(置き薬)も江戸時代から有名である。
    • その他 -製油、紡績、野球用バット
  • 電力業-北陸電力関西電力

三次産業[編集]

その他産業[編集]

姉妹州省・提携州省[編集]

地域[編集]

伝統的に富山平野の中央部にある呉羽丘陵を境に東を呉東(ごとう)、西を呉西(ごせい)と呼んでいた。現在では市町村界によって区切った県東部・県西部という名称も使われている。おおむね呉東・呉西に一致するが、富山市呉羽地区は呉西でありながら県東部に属する。また、富山市婦負地区(旧婦負郡)は、気象庁の地方区分では県西部(西部婦負)に属しているが、行政区分との統一を図るため2006年3月1日より同市他地区と同じ県東部(東部南)へ管轄変更となる。

さらに、県東部を富山地区・新川地区、県西部を高岡地区・砺波地区に細分することがある。

  • 以下の10市2郡4町1村がある(平成の大合併ブーム以前は9市18町8村)。町の読みは「ちょう」ではなくどれも「まち」。しかし、地元の人々の中で「ちょう」と読む人が多くいる。ちなみに自治体の数は日本で一番少ない。

富山県東部(呉東)[編集]

富山地区[編集]

新川地区[編集]

富山県西部(呉西)[編集]

高岡地区[編集]

砺波地区[編集]

マスコミ[編集]

新聞社[編集]

補足
  • 富山県は全国紙の発行本社が東京本社・大阪本社とそれぞれ別になっている。
    • 読売新聞の北陸支社は東京本社の管轄で、当県と石川県向けに発行しているが、紙面の内容の大半は東京本社の内容をそのまま掲載している。(福井県は大阪本社管轄)
    • 朝日新聞は、1989年まで大阪本社発行版が販売されていたが、現在は東京本社発行版が販売されている。
    • 毎日新聞産経新聞日本経済新聞は大阪本社版が販売されている。(産経の県域版は掲載されてない)

放送局[編集]

高岡市砺波市小矢部市など県西部では北陸放送など石川県の、朝日町など県東部では新潟県の民放各局を受信している世帯がある。

ケーブルテレビ[編集]

交通[編集]

空港[編集]

道路[編集]

鉄道[編集]

港湾[編集]

有形文化財建造物[編集]

国宝
重要伝統的建造物群保存地区

富山県を舞台にした作品[編集]

文芸[編集]

映画[編集]

テレビドラマ[編集]

漫画[編集]

音楽[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

日本都道府県
北海道地方: 北海道
東北地方: 青森県 | 岩手県 | 宮城県 | 秋田県 | 山形県 | 福島県
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九州地方: 福岡県 | 佐賀県 | 長崎県 | 熊本県 | 大分県 | 宮崎県 | 鹿児島県 | 沖縄県


テンプレート:富山県の自治体

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