寺井洋一

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寺井 洋一(てらい よういち)は秋本治原作の漫画およびアニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に登場する架空の人物。テレビアニメ版での声優は茶風林(1~97話)→林家こぶ平(現: 9代目林家正蔵)(98話~)。

人物[編集]

亀有公園前派出所に勤務する警察官。北海道根室市納沙布の出身。血液型はA型。自分に似た妻と息子が2人いる。推定年齢は37歳。誕生日は5月5日3月2日との表記も)。身長162cm、体重65kg(一時期、81kg→22kgと変化したことも)。家紋は「三階笠」。自分の事を「僕」という。愛車はスバル・R-2

寺井は初期には登場回数が多かったが、麗子の登場でしばらく出番が減った。平成になってから再び出番が増えレギュラーキャラクターに復活している。また寺井は初期の眼鏡は初期は目が透き通っていないデザインだったが、70巻代からは眼鏡が透き通って目が見えるデザインに変更されている。前述で述べているように初期では目が描かれていなかったために作画上に重要な目が隠れていたのであまり作風の変化が感じられないキャラクターである(他に目が隠れているために作画の変化が感じられないキャラクターは『ルパン三世』の次元大介など)。アニメでは初期から一貫してレギュラーキャラクターであり出番が多く、彼の眼鏡は目が透き通っているデザインである。

生年は4巻収録エピソード(1977年)で勤続13年とあるため、当初は1941年あるいは1945年設定だった。後に他キャラクターと同様にスライドし、免許証に1960年との表記がある(96巻5話)。

読切だった1巻第1話から登場しているが、その時点では「パトカーにはねられて入院中」で両津の独り言でのみ登場(また、台詞等が訂正される以前では、背景の張り紙にある指名手配犯の名前も「寺井洋一」となっていた)。その後、連載初登場では初っ端から勤務中昼間から飲酒して寝ているという両津や戸塚にも劣らぬ破天荒キャラクターだったが、すぐにマトモな性格のキャラクターに変更されている。

警官になってから13年間犯人を捕まえた事がなかったという記録を持つ(初めて捕まえたのが、コソ泥の「鶴の007号」)。体形通りコレステロール値が高く成人病予備軍で、部長や両津に脅かされたことがある。

彼は機械が苦手とされ、原作でPHSが登場したときは、両津からポーク・ヒレ・ステーキと屈辱的な扱いを受けた。また、パソコン初心者並といわれている。

マイホームを購入するたびに悲惨な目に遭うことが多い。しょっちゅうインチキな物件に引っ掛かりそうになったり、県境をまたいだ物件を買わされて両方の県から県民税を要求されたりなどしている。96巻では茨城県在住だったが、127巻にてクイズ番組で手に入れた都内の超高級マンションに引っ越す。しかし、138巻では何故か妙に狭い家に住んでいた。

75巻では中川の航空会社が近くにあるということで東北の一戸建てを買い、そこからヘリで出勤していたこともあったが、日程の都合上財界人や外国人、果ては総理大臣と同席することが多く、気の弱い寺井にとっては毒であったため取り止めとなっている。

上記の出来事などから「寺井さんは家に関しては波乱万丈」と127巻で中川に言われている(両津にむけてだが)。

子どもに思い出を作ってやるため(また、自分の見栄の為でもあるが)、アウトドアに憧れてクルーザーを40年ローンで購入したりキャンプに行ったりしている。しかし、クルーザーは両津のせいで2回沈没し、キャンプでは自分の運動神経の悪さや手先の不器用さによって大失敗を犯すなど、行動が裏目に出ている。

クルーザーの名前は1隻目は「人生送りバント」、2隻目は「人生犠牲フライ」、3隻目は「人生9回裏逆転負け」と両津に名前を付けられている。

初期のころはアグネス・ラムが好きだったらしい(1巻「下町の青年警察官」の巻)。

その生き様を両津に「人生送りバント」と称された事もある。弱気な男性のように描写されているが、家を手に入れた際には両津らを見下す態度を取ることもあった。また、両津の同級生・村瀬賢治の会社に向かった際、村瀬の「世の中金だ」という言葉を「両さんと同じだ!」と解釈。中川から即座に「違いますよ!」と反論されるシーンもあった。

アニメでは七色の声を持つ男になった両津に寺井の声を真似された時、寺井は両津に「僕ってそんなに林家こぶ平みたいな声だっけ?」と言ったり笑い薬を飲んでずっと笑いぱなしになった寺井は犯人逮捕に喜んでいるかつしか署長に対して「(警察から出される金一封が)安くてどうもすみません」と林家三平のものまねをしたりとアニメ版声優である林家こぶ平関係のネタもいくつかある。


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