幼稚園 (雑誌)

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幼稚園(ようちえん)とは小学館が発行している幼児向け雑誌。創刊は1932年背表紙には書店競合誌の「たのしい幼稚園」(講談社発行)と区別する為に「小学館の幼稚園」と書かれている。

概要[編集]

  • 男児向けアニメ・ゲームのコンテンツに関しては前述の『ポケットモンスター』がヒットしてからは本誌が『たのしい幼稚園』を大きくリードしている。2004年には『甲虫王者ムシキング』とのタイアップが大ヒット、2006年には『古代王者恐竜キング』もヒットしており、また特撮ヒーローの情報も殆ど網羅しているため、男児向けのコンテンツに於いては盤石と言える。
しかし、2000年代に入ってまもなく、関連会社である小学館プロダクションが制作した『とっとこハム太郎』が大ヒットする。その後も『Dr.リンにきいてみて!』、『わがまま☆フェアリー ミルモでポン!』、『きらりん☆レボリューション』などの小学館集英社プロダクションが主導となって製作された『ちゃお』から派生したアニメ作品や、『オシャレ魔女ラブandベリー』、『ワンタメ』などのカードゲームと連動したコンテンツが相次いでヒットし、本誌だけの限定カードを付録に付けた事で購入者のターゲットが広がり、『おジャ魔女どれみシリーズ』→『プリキュアシリーズ』を擁する「たのしい幼稚園」とのコンテンツの差を縮めた。
2008年度は主力級の『ハム太郎』、2009年度は『きらレボ』が終了し、2008年11月号からサンリオキャラクターの『ジュエルペット』、2009年5月号からアニメオリジナル作品の『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』が登場した。なお、『ちゃお』発祥の『極上!!めちゃモテ委員長』は6月号に掲載されただけに留まっている。
  • 2000年代前半あたりから、アニメ雑誌で子供向けアニメの記事などの取り上げが減ってきた来た事から、本編アニメにも参加している作画監督陣営らが本誌へ載せる漫画絵本の作画を担当をするケースが目立ってきている。この影響で「学習幼稚園」や「めばえ」も本来の年齢層以外の読者が増えてきたとは過言ではない。
  • 1980~90年代には同じ一ツ橋グループ集英社や、少数だが白泉社の雑誌に原作が掲載されているアニメ作品も掲載されていたが、現在は自社のキャラクターの充実や幼児も視聴ターゲットにしているアニメが少ないためか掲載されていない。集英社「りぼん」に原作が掲載されているもののうち、現在アニメ化されている作品は本誌での掲載が終了した『ちびまる子ちゃん』を除いてない。
  • ディズニーキャラクターのコンテンツの出版権については、長い間、講談社系の雑誌のみに独占的にライセンスが供与されていた時期があった。しかし、21世紀に入ってからは、2002年の『ディズニープリンセス』の河出書房新社へのライセンスの供与をきっかけに他社の雑誌にも供与されるようになり、2006年頃からは徐々に小学館系の雑誌にも『リロ&スティッチ』などが開放されるようになった。本誌を含めた小学館幼児誌各誌の2008年8月号(2008年7月発売)からは『ミッキー&フレンズ』『くまのプーさん』など最主力級のキャラクターも含めてほぼ完全に供与され、これによりディズニーキャラクターの扱いは講談社幼児誌とほぼ同等となり、『ドラえもん』、『ポケモン』、めばえより低年齢を対象とした雑誌で掲載されている『アンパンマン』とともに、主力キャラクターとなっている。よって『たのしい幼稚園』を含めた講談社幼児誌のアドバンテージが大きく失われることになった。
  • 付録は2005年9月号に『ふしぎ星の☆ふたご姫』のみを取り上げたDVD(約30分程度の内容)が付けられてから、年に1回程度DVDが付録になっている。2回目からは主に本誌内で掲載されている作品をまとめて収録する内容に変わっているものの、たまに2008年9月号の『ポケットモンスター』を取り上げた付録DVDのように、1つのキャラクターのみ取り上げることもある。
  • 姉妹誌として、小学校入学準備用の『学習幼稚園』が季刊で発売されている。小学館においては本誌は幼児誌の扱いだが、『学習幼稚園』は学習雑誌の扱いとされている。
  • かつては本誌と、3歳児前後(2歳~4歳)を対象とした姉妹誌『めばえ』の中間として、4歳児前後(3歳~5歳)向けに『よいこ』も刊行されていたが、本誌と「めばえ」に統合する形で休刊した。「よいこ」が刊行されていた頃の本誌の対象年齢は5歳児前後(4歳~小学校入学前)だった。『たのしい幼稚園』の場合、対象年齢が4・5・6歳と表記されているのに対し、現在の本誌の対象年齢表示が3・4・5・6歳と表記されているのはこの名残でもある。

現在の掲載作品[編集]

*()内は掲載期間を表す。

過去の掲載作品[編集]

1950年代掲載[編集]

  • ポパイ(1959年7月号 - 1965年9月号)

1960年代掲載[編集]

1970年代掲載[編集]

1980年代掲載[編集]

1990年代掲載[編集]

2000年代掲載[編集]

※付きの作品は、「おともだち」「たのしい幼稚園」(講談社刊)にも掲載されている、もしくはされていた作品を表す。

発行部数[編集]

2008年末の時点で21万5千部(日本雑誌協会の発表)である。2007年度の26万7千部と比べて約5万部も下落している。

関連雑誌[編集]

競合雑誌[編集]

脚注[編集]


公式ページ[編集]

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