清水町 (静岡県)

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清水町(しみずちょう)は、静岡県東部にある駿東郡に属する。

地理[編集]

伊豆半島の付け根に位置する温暖な地域である。町の中心地域を柿田川が北から南に流れ、町内で町を南東から西に横断する狩野川に合流する。急峻な山々(主に静浦山地:沼津アルプスとも)に抱かれた平野部によって成り立っており、平野部には田畑が広がり稲作が盛んである。山々では林業も行われている。

国道1号沼津バイパス-三島バイパスの接続点)が町北部を東西に横断しており、このため沿線地域は商業活動が盛ん。西に沼津市、東に三島市があり、これら人口密集地への交通の便が良いこともあってベッドタウンとして機能し、農業地帯でもある町の南部に至るまで宅地開発され、多くの住宅街を擁している。

町役場は柿田川に近い狩野川北側に位置しており、その南東には沼津卸商社センター(通称「沼津卸団地」)が広がり、静岡県東部の物流を担っている。

隣接している自治体[編集]

歴史[編集]

沼津市三島市ベッドタウンとして、1960年代以降に急速に発展した。

沿革[編集]

  • 1889年 - 伏見村外11ヶ村(伏見・玉川・長沢・柿田・八幡・新宿・湯川・的場・久米田・畑中・戸田・堂庭)と徳倉(上香貫村外6ヶ村所属)が合併して、駿東郡清水村が成立。
  • 1963年 2月 - 沼津-三島間路面電車廃止

        11月 - 町制施行(町長・高田次郎、人口1万2,379人)

  • 1965年10月 - 国勢調査、人口1万4,324人、3,208世帯

        10月 - 町章決定

  • 1966年 7月 - 沼津市が合併の申し入れ
  • 1967年 2月 - 町合併諮問委員会、沼津市との合併見送りを表明
  • 1968年12月 - 柿田川工業用水送水開始
  • 1970年 2月 - 町の人口が2万人を突破
  • 1973年11月 - 町制10周年記念式典、町の花「キク」、町の木「シイ」制定
  • 1978年10月 - 全国清水町交歓会(北海道、福井、和歌山、静岡)

         11月 - 町制15周年記念式典、町民憲章・町歌制定

  • 1979年10月 - 全国4つの清水町が姉妹縁組締結
  • 1980年 6月 - 町姉妹友好協会発足
  • 1983年 1月 - 柿田川が「21世紀に残したい日本の自然100選」に選定

         11月 - 町制20周年記念式典

  • 1985年 7月 - 柿田川湧水群が「名水100選」(環境庁)に選定

         10月 - 国勢調査、人口2万6,803人、8,259世帯

  • 1986年 4月 - 柿田川湧水太鼓保存会設立

         4月 - 柿田川公園開園

  • 1988年 3月 - 柿田川みどりのイラスト委員会発足

         6月 - 柿田川湧水保全の会発足

  • 1989年 7月 - 柿田川が「ふるさといきものの里」(環境庁自然保護局)に選定

        10月 - 町制25周年記念式典、全国清水町姉妹縁組締結10周年記念式典

  • 1990年10月 - 国勢調査、人口2万7,755人、9,002世帯
  • 1993年11月 - 町制30周年記念式典

行政[編集]

姉妹都市・友好都市[編集]

かつて全国4つの清水町北海道静岡県和歌山県福井県)と姉妹締結を結んでいた。しかし和歌山・福井両町が近隣自治体と合併したことに伴い、2005年12月に自然解消となった。

姉妹都市
台湾の旗 台湾苗栗市台湾

合併問題[編集]

同町と沼津市は、長期間合併協議を行っている。最初に合併協議会を設置したのは1966年11月。1967年8月には合併が内定し、静岡県への申請も行われた。しかしこの時は合併に至らず、無期限延期となった。ただし将来の合併を見据え、協議会は解散しなかった。

1996年に2度目の合併交渉に入る。中核市の実現を検討するため、清水町の要請により「沼津市・清水町中核市推進協議会」を合同で設置。同町は「中核市が実現しなくても2010年までには中核市実現への第1歩として、単独合併の合併協議会を実現させる」とのスケジュールを確認する文書を取り交わした。

2003年12月に当時の平井清水町長が議会での発言において「沼津市・清水町中核市推進協議会」の確認事項を否定。

2004年に中核市推進協議会は解散され、沼津市の清水町に対する不信感により、沼津市から合併協及びゴミし尿処理委託の廃止が通知された。これをきっかけに同町は2市3町による合併協議会の設置を提案。同時に2市3町の合併協議会が設置出来なかった場合、沼津市との単独合併の合併協議会を再開する旨の書面申し入れを行った。しかし、2市3町による合併協議会設置は三島市議会が否決したため実現しなかった。結果的に単独合併での合併協議会が再開される予定だったが、平井清水町長が合併協議会は再開出来ない旨の申し入れを行った。

平井清水町長が沼津市との書面約束を二回反古にしたことで、沼津市の清水町に対する不信感が高まり、2006年3月で沼津市へのゴミし尿処理委託を打ち切られる事となった。これによりし尿については三島市、ごみは函南町が期限付きで引き受けていた。2007年に平井元清水町長の任期満了に伴う町長選挙により当選した山本博保町長が沼津市に対して謝罪し、沼津市が信頼回復としたことでゴミし尿処理委託を再開することとなったが、現在のところ沼津市との間で合併協議会は設置されていない。

人口[編集]

年々人口が増加している。静岡県東部の中で人口が増加している市町は、長泉町と当町のみ。

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清水町と全国の年齢別人口分布図(比較) 清水町の年齢・男女別人口分布図
紫色は清水町
緑色は日本全国
青色は男性
赤色は女性
総務省統計局 / 国勢調査2005年

経済[編集]

工業と農業が盛んである。また主要幹線道路へのアクセスの便が良いことから、運輸会社の営業所が多い。町内を走る国道1号沿い(特に柿田川周辺)には、レストランショッピングセンターがあり、多くの人々で賑わう。

特産品[編集]

商業施設[編集]

企業[編集]

教育[編集]

高等学校[編集]

中学校[編集]

小学校[編集]

医療[編集]

交通[編集]

  • 国道1号が東西に横切り、交通の通過点として、若しくは中継地域として栄えている。

鉄道[編集]

東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線が北部をわずかにかすめるのみで、町内に駅はない。

県道[編集]

バス[編集]

観光名所[編集]

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黄瀬川八幡神社にある対面石

出身有名人[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]


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