機動戦士ガンダム00

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機動戦士ガンダム00
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ジャンル ロボットアニメ
テレビアニメ:第1シーズン
原作 矢立肇
富野由悠季
総監督
監督 水島精二
シリーズディレクター
チーフディレクター
企画
シリーズ構成 黒田洋介
脚本 黒田洋介
キャラクターデザイン 高河ゆん(原案)
千葉道徳
メカニックデザイン 海老川兼武
柳瀬敬之
寺岡賢司
福地仁
中谷誠一
大河原邦男
音楽
アニメーション制作 サンライズ
製作 創通
サンライズ
毎日放送
放送局 MBSTBS系列
放送期間 2007年10月6日[1] - 2008年3月29日
話数 全25話
その他
コピーライト表記 ©創通
サンライズ
毎日放送
テンプレート使用方法 ノート

機動戦士ガンダム00』(きどうせんしガンダムダブルオー)は、日本のTVアニメ作品。

ファーストシーズンは2007年10月6日からMBSTBS系列土6枠(一部地域時差ネット)で放送。セカンドシーズンは2008年10月よりMBS・TBS系列日5枠(全国地域同時ネット)で放送開始予定。

作品概要

基本設定

本作は、西暦2307年の地球を舞台としてスタートする。人類は枯渇した化石燃料に代わるエネルギー源として宇宙太陽光発電システムと軌道エレベーターを実用化していたが、莫大な建造費が必要なこれらのシステムを所有しその恩恵が得られるのは「ユニオン」、「人類革新連盟」、「AEU」の世界3大国家群のみであった。それらの超大国間には全面的な対決こそ無いものの熾烈な軍備開発競争による冷戦状態が継続し、また、いずれの連合にも属せなかった小国は貧困にあえぎ、紛争や内戦を繰り返していた。

あらすじ

新型モビルスーツ(略称"MS")の公開軍事演習を行っていたAEUは、突如所属不明のモビルスーツ2機の襲撃を受ける。額に"GUNDAM"と刻印されるそれらの機体は、圧倒的な機動力と攻撃力でAEUの戦力を炙り出し、破壊していった。一方同じころ、人類革新連盟の宇宙ステーションを襲撃したテロリストを、やはり"GUNDAM"と刻印された謎の機体2機が迎撃し、多数の市民の命が救われた。

この騒動にメディアが沸き立つ中、世界中に向けて1つの声明が発表される。4機のモビルスーツ「ガンダム」を所有する私設武装組織「ソレスタルビーイング(略称"CB")」は、戦争・内乱など世界中のあらゆる武力紛争に同じ武力をもって介入し、戦争根絶を目指す集団であるという。それは「平和のための武力行使」という矛盾を抱える行為であった。

沿革と展開

本作は機動戦士ガンダムをはじめとするガンダムシリーズの通算12作目(SDガンダムフォースを含む)に当たり、TV放映のガンダムシリーズでは初めて前期(25話分)・後期の分割放送を行う。前期は2007年10月6日から2008年3月まで、MBSTBS系列土6枠(一部地域時差ネット)にて放送された。また、ガンダムシリーズおよび「土6」枠作品史上初のハイビジョン制作・放映となる。

製作はサンライズ第3スタジオが担当。監督には同じ「土6」枠で放映された『鋼の錬金術師』などで知られる水島精二、シリーズ構成には『無限のリヴァイアス』などで知られる黒田洋介を起用している。しかしその作風は「主人公(及びその所属勢力)がテロリスト」「基本リアルな世界観であるのにもかかわらず、登場人物に普通の日本人名が使われていない(ちなみに、かれらの所属は軍属ではなく、あくまでいち市民、脇キャラという位置付け)」等々、プロデューサーの思想がむしろ前作・前々作よりもより色濃く反映されるようになっており、その事に対するガンダムファンの不満や批判も根強い。


注意以降に核心部分が記述されています。

登場人物・組織

ソレスタルビーイング

英字表記は「Celestial Being」。「天上人」を意味する名を持つ、謎の私設武装組織。西暦2100年頃に科学者イオリア・シュヘンベルグによって創設された。世界に存在する全ての戦争を根絶させることを目的とし、4機のガンダムで全世界の紛争に介入することを宣言する。

CBの構成員は守秘義務により互いのプロフィールを秘匿しており、組織内で呼び合う名前も偽名あるいはコードネームを使用している。

ガンダムマイスター

刹那・F・セイエイ(せつな・エフ・セイエイ、Setsuna F. Seiei)
宮野真守(幼年期:西墻由香
本作の主人公で、ガンダムエクシアのマイスター。ガンダムマイスター中最年少。本名はソラン・イブラヒム。
内戦の続く中東の小国クルジス共和国で生まれ育ち少年兵だった。6年前、敵MSに追い詰められ絶体絶命の状況の中、突如上空より飛来した0ガンダムに命を救われ、これを機にCBに参加する。
その若さに似合わず非常に寡黙な性格で、他者の干渉を拒み常に一定の距離を置いている。一方でしばしば感情に任せた行動を取る。
ガンダムという機体に信仰に近い感情を持ち、戦争根絶を体現するもの=ガンダムそのものになろうとしている。それ故に過剰な武力介入を行うトリニティのスローネを否定した。かつての師であるサーシェス、母国を滅ぼした国の皇女マリナとの出会いを経て少しずつ変わっていき、遂には計画を歪めたアレハンドロを倒す。しかし、その直後に現れたグラハムのGNフラッグと交戦し、相打ちになった後エクシアと共に宇宙を彷徨い消息不明となった。
小説版にてサーシェスに洗脳された結果、実の両親を殺害した事が明かされている。母親と声が似ているマリナに対して母親と面影を重ねている描写があり、彼女のことを「自分と違う道で戦う者」として認めていた。
4年後は世界を放浪し、世界の歪んだ平和に憤りを感じている。そして再びCBの一員として戦場へと舞い戻る。新たなる搭乗機は00(ダブルオー)ガンダム。
年齢:16歳(1stシーズン)→21歳(2ndシーズン)。身長:162cm。体重:49kg。
ロックオン・ストラトス(Lockon Stratos)
声:三木眞一郎
アイルランド出身のガンダムデュナメスのマイスター。本名はニール・ディランディ。
その優れた狙撃能力を買われCBにスカウトされた。明るく陽気な青年だが、テロにより両親を失った過去から、テロ行為に対して激しい憎悪を抱く。
年齢不詳のティエリアを除くガンダムマイスターの中では最年長で、リーダー的存在。協調性に欠けるメンバー達の統率に苦労しており、特に暴走の多い刹那の制止やフォローを引き受けることが多い。本人は「女性限定で優しい」と発言しているが、フェルトには「誰にでも優しい」と評されている。
ヨハンから刹那が両親と妹を殺したクルジス共和国のテロ組織KPSAの一員であったことを知るが、刹那の想いを聞き、わだかまりが無くなる。
国連軍との戦闘の最中でティエリアを庇い、右目を負傷。その後負傷した身体で出撃しサーシェスとの死闘の末に宇宙に散る。
4年後のソレスタルビーイングにおいて同一コードネームかつ、同じ容姿の人物がケルディムガンダムに搭乗しているが、当の本人かは不明。
年齢:24歳(1stシーズン)→29歳(2ndシーズン)。身長:185cm。体重:67kg。
アレルヤ・ハプティズム(Allelujah Haptism)
声:吉野裕行(幼年期:城雅子
ガンダムキュリオスのマイスター。本名は不明。
孤児であった幼少期に人革連の特殊機関に在籍していた過去を持ち(当時は被験体E-57として登録されていた)、施設を脱走した後にCBに参加する。冷徹な外見に似合わず温厚で礼儀正しく、人命を奪うことには抵抗を感じている。一方、心の奥には人体実験を受けた影響で誕生した人格、「ハレルヤ」と呼ばれる正反対の好戦的な人格が眠っている[2]
超人機関のソーマの存在を知り、苦悩した末に同胞の子供たちがいる研究施設を破壊(その日が彼の誕生日であった)。最終決戦で半壊したキュリオスでハレルヤとの連携でセルゲイとソーマのGN-Xを圧倒するが、僅かな隙を突かれキュリオスは大破。自身は頭部を負傷し、その影響でハレルヤも消滅してしまう。その際、ソーマの正体が「マリー」であった事に衝撃を受けた。
普段は前髪で片目が隠れているが、左右で目の色が異なる(左が黒灰色、右が金色)。どちらの人格が表に出ているかで前髪の位置が異なり、アレルヤの場合は右目が、ハレルヤの場合は左目が隠れる。
最終決戦の後、行方不明となっていたが、その4年後アリオスガンダムに搭乗する。髪型も前髪を切り揃えて下ろし、両目が見えるような形となっている。
年齢:19歳(1stシーズン前半)→20歳(1stシーズン中盤以降)→24歳(2ndシーズン)。身長:186cm。体重:65kg。
ティエリア・アーデ(Tieria Erde)
声:神谷浩史
ガンダムヴァーチェのマイスターで中性的な美貌を持つ少年。互いに経歴を秘匿しているCBメンバーの中でも際立って謎が多い人物。
CBの理念よりも、CBを統轄する「ヴェーダ」の意思を至上のものとし、その意に反するものは、たとえ味方であっても一切容赦をしない。特に刹那とは険悪だった(トリニティという共通の敵の出現や、過去を知った事により、彼に対する悪感情は氷解した)。彼だけは地球上の環境に不慣れで、嫌悪の感情を抱いている。
新たなるガンダムの出現、ナドレのトライアルシステムの強制解除をきっかけに、ヴェーダがハッキングされていた事を知るが、見切りをつける事ができず、そのせいでロックオンが負傷した事を負い目に感じる。
ロックオンの敵を討とうと奮戦するが、GN-Xの猛攻でナドレは大破し、コーラサワーと相打ちになった末、生き延びていたスメラギ達にGNドライブを託した。
4年後、生存が確認されており、セラヴィーガンダムのマイスターとなる。外見は初登場時と変わっていない。
年齢:不明(外見年齢は16歳[3]ほど)。身長:177cm。体重:59kg。
ヨハン・トリニティ
声:小西克幸
26歳。ガンダムスローネアインのガンダムマイスター。上記の4人のマイスターやプトレマイオスとは、行動を共にしておらず、チームトリニティとして独自の動きを見せる。兄妹共々その正体は、ガンダムマイスターとなるべく人工的に生み出されたデザイナーベビーである。
冷静沈着な性格で高い射撃のパイロット特性を持ち、ミハエル、ネーナと共にに与えられた任務を忠実にこなしてゆく。
国連軍の追撃から逃れる途中で現れたサーシェスに撃たれ、スローネツヴァイを奪ったサーシェスと傷ついた体で対決するも圧倒的過ぎる実力差によって撃墜され、戦死する。
ミハエル・トリニティ
声:浪川大輔
19歳。ガンダムスローネツヴァイのガンダムマイスター。やや異常ともとれる程、短気かつ好戦的な性格。ネーナに対してはシスターコンプレックスの一面を持ち、刹那がキスしたネーナを拒絶したことに激昂し、いきなり電磁ナイフを突きつけようとした。
国連軍の追撃から逃れる途中、アレハンドロから抹殺指令を受けたサーシェスに、一瞬の隙を突かれて射殺された。 
ネーナ・トリニティ
声:釘宮理恵
17歳。ガンダムスローネドライのガンダムマイスター。無邪気で明るい性格だが、本性は自分勝手かつ残虐で、気晴らしに民間人を攻撃、殺戮すると言う行動を平気で行い、ルイスもまたネーナの暴走によって片腕を失った。微笑みながら指でVサインを作るクセを持つ。男性に関しては刹那と紅龍が好みな模様で、初対面の刹那にいきなりキスをしたこともあった。
2人の兄をサーシェスに殺され、自身もまた殺されかけるが、刹那とラッセによって助けられ、その後は王留美に保護される。4年後は口調が丁寧になり、留美に仕えているようである。

プトレマイオスクルー

スメラギ・李・ノリエガ( - リ - )
声:本名陽子
26歳。CBの戦闘母艦プトレマイオスの戦術予報士。艦長の肩書きは持たないが、実質上の艦のトップに立つ人物。部隊の作戦立案をほぼ一手に手掛ける有能なコマンダーである。一方で酒にだらしが無く、任務中もたびたび飲酒してはクルー達に注意されている。ビリーとは大学院の同級生。
アレハンドロ率いる部隊との戦いを何とか生き延びた。
クリスティナ・シエラ
声:佐藤有世
22歳。プトレマイオス戦況オペレーターの1人。愛称は「クリス」。その高度なプログラミング能力を買われ、CBにスカウトされた。気さくな性格で他のクルー達からの信頼も厚い。年下であるフェルトに対しては姉のように振舞っており、服の着せ替えをする等、時々振り回している。ミーハーな面が強く、トリニティがプトレマイオスを訪れた際にヨハンとのツーショット写真を撮っている(トリニティとの対立が表面化した際にデータを削除した)。
最終決戦でフェルトをブリッジから逃がした後、プトレマイオスのブリッジをGN-Xに破壊され、リヒティに庇われるものの、背部に破片が突き刺ささって致命傷を負い、最後はリヒティを抱きしめたまま「お願い…世界を変えて…」と告げた直後、ブリッジの爆発に巻き込まれ戦死。最期までフェルトの事を気にかけていた。
フェルト・グレイス
声:高垣彩陽
14歳。プトレマイオス戦況オペレーターの1人。クルーの中では最年少だが、豊富なメカ知識を持つ。他者とのコミュニケーションを苦手とし、普段はあまり感情を表に出さないが、芯が強く、戦闘に怯えるクリスを一喝した事がある。ロックオンの相棒であるハロがお気に入りで仲が良く、ロックオンに対しても、他のメンバーよりも強い想いを寄せていたようである。
両親もCBに所属し、ガンダムマイスターでもあったが、劇中では既に死去している。その状況等の詳細一切は不明で、娘であるフェルトにも伝えられていない。
外伝作品「00P」によると、両親はルイード・レゾナンスとマレーネ・ブラディである。
アレハンドロ率いる部隊との戦いを何とか生き延びた。
リヒテンダール・ツエーリ
声:我妻正崇
21歳のプトレマイオスの操舵士。愛称は「リヒティ」。陽気で調子のいい性格。クリスティナに好意を持つ。両親は太陽光発電紛争で死亡しており、彼自身も重傷を負い、体の大半を機械化していた。最終決戦でプトレマイオスのブリッジをGN-Xに破壊され、その攻撃からクリスを庇って致命傷を負い、戦死。
ラッセ・アイオン
声:東地宏樹
25歳。プトレマイオスの砲撃士。がっしりした体格でやや皮肉屋な性格。GNアームズのロールアウト後はそのパイロットとして刹那とコンビを組むようになる。最終決戦でアレハンドロのアルヴァトーレとの戦闘で、刹那に後を託し戦死する。彼はCBは存在する事に意味があると考え、それは刹那の心にも深く刻まれている。
イアン・ヴァスティ
声:梅津秀行
プトレマイオスのチーフメカニック。ガンダムの整備や新装備の開発を手掛ける。ガンダムの地球での任務の際は共に地上に降りることも多い。ロックオンからは「おやっさん」と呼ばれ親しまれている。かつてはAEU軍所属の技術者であった過去を持つ。また、シャル達第二世代マイスターとも知り合いであり、彼女達が現役だった15年前にスカウトされてソレスタルビーイングの一員となった。
アレハンドロとの決戦にも生き延び、その4年後はソレスタル・ビーイングの秘密基地にて、00ガンダム等の新世代機の開発に携わっている。基地に訪れた王留美に、第1世代ガンダムである「Oガンダム」を見せている。
J・B・モレノ
声:四宮豪
プトレマイオスの軍医。GN粒子について調べていたらしい。かつては国境なき医師団に所属しており、イアンとは旧知の仲である。またイアンと同様、シャル達第二世代マイスターの知り合いであり、かつての第2世代機のひとつであるガンダムプルトーネの事故を知る数少ない生き証人だった。最終決戦でアルヴァトーレの攻撃に巻き込まれ戦死。

エージェント・創立者

王 留美(ワン・リューミン)
声:真堂圭
17歳。世界中の社交界で名を馳せるセレブ。CBのシークレットエージェントの1人で、各界の人脈を駆使した諜報活動や活動資金の調達、ガンダムマイスターへの任務伝達など、プトレマイオスの活動を影からサポートする。世界が変わりさえすれば良いと手段を厭わない面を持ち、トリニティに接触していた。その後、孤立したネーナ・トリニティを保護している。
紅龍(ホンロン)
声:高橋研二
留美の執事兼ボディガードを務める青年でシークレットエージェントの1人。アザディスタンでの作戦時は、人質の救出において活躍した。
ハロ(Haro[4]
声:小笠原亜里沙
歴代ガンダムシリーズに登場する球形のペットロボット。MSの操縦やメンテナンスをサポートする独立AIで、機密保持のために人員を最小限に抑えているCBにとっては必要不可欠の存在となっている。
デュナメスにはオレンジのものが相棒として積み込まれており、精密射撃モード時の機動制御を代行している。また、オレンジのハロはフェルトに気に入られている。
トリニティにも紫のハロがいる。こちらは目つきも口もかなり悪い。ロックオンのハロはこのハロを兄さんと呼ぶが、こちらはロックオンのハロを知らないと突き飛ばした。
イオリア・シュヘンベルグ
声:大塚周夫
CBの創設者。全世界のメディア当てに送られたビデオメッセージを通じ、CBの存在と、世界中の全戦争行為に対する武力介入を宣言する。太陽光エネルギー発電システムの基礎理論を提唱した稀代の天才科学者でもあるが、彼本人が活躍したのはメッセージの放送から200年以上も前の21世紀末期で、既にこの世の人物ではないはずであった。当時も公にその姿を見せたことはなかったという。
実は月面に隠された施設にてコールドスリープで眠り続けていたが、そこへ現れたアレハンドロにより、冷凍保存された身体を破壊される。しかし、このことも予期していたイオリアはシステムにトラップを仕掛け、ガンダムマイスター達に希望を託し、オリジナルのGNドライブ搭載のガンダムに隠された切り札である「トランザムシステム」を発動させた。

その他

アレハンドロ・コーナー
声:松本保典
ユニオンに属する国連大使。ソレスタルビーイングの監視者でもある。トリニティの黒幕でもあり、同じ監視者のラグナ・ハーヴェイと共にガンダムスローネを開発。コーナー家の悲願を実行に移すためにトリニティを操り、GNドライヴTを国連に渡す。
その後、月面施設にてリボンズと共にヴェーダを掌握するもイオリアが仕掛けていたシステムトラップとガンダムに搭載されていたトランザムが起動する。最終決戦で自らアルヴァトーレで出撃し刹那を追い詰めるが、トランザムを起動したエクシアに敗北。その後、自分がリボンズに利用されていたことを知り、激昂した直後に爆死。
リボンズ・アルマーク
声:蒼月昇
アレハンドロと行動を共にしている謎の少年。自分の計画のためにアレハンドロとトリニティを利用していた。
ラグナ・ハーヴェイ
アレハンドロと同じソレスタル・ビーイングの監視者。表向きはAEUにて、リニアトレイン事業の総裁を務めている。アレハンドロと共謀してガンダムスローネを開発し、チームトリニティに指示を行っていた張本人でもある。
最後は用済みになった事で、アレハンドロの支持を受けたサージェスに射殺された。

ユニオン

アメリカを中心とした世界経済連合。正式名称は「太陽エネルギーと自由国家連合軍 (Union of Solar Energy and Free Nations)」。大統領を元首とする共和制。主にアメリカ州オセアニアの国々で構成されており、日本も「経済特区」(中国に実在するものとは別)としてこの傘下にある。

三大勢力では最も早く軌道エレベーターの実用化に成功し、以後急速な発展を遂げる。なお、軌道エレベーターは南米アマゾン川上流域に設置されている。世界の警察的な役割を担っていると自負している。

ユニオン軍

MS部隊MSWAD(エムスワッド)の精鋭により、対ガンダム調査隊『オーバーフラッグス』が編成、創設された。

グラハム・エーカー
声:中村悠一
27歳。オーバーフラッグスに所属する中尉で最新鋭MSフラッグを操るトップファイター。
AEUの新型機イナクトの公開演習を見学した際、突如上空より現れたエクシアを目撃し、その圧倒的戦闘力に強い興味を抱く。その後、エクシアとの交戦を果たし、その経験を買われ新設された対ガンダム調査隊へと転属する。転属後は自身のフラッグを改造し、ガンダムとの戦いに備える。オーバーフラッグス編成に伴い、上級大尉に昇進する。一部では上官殺しと言われており、その由来はリアルドに次ぐ次期主力MSの選定でフラッグの性能実験中の模擬戦で起こった事故が関係し、本人は今でもそれを引きずっている要出典
トリニティとの戦闘でハワードが戦死した後、彼の墓前でフラッグでガンダムを倒す事を誓い、GNドライヴTを積んだGNフラッグでエクシアと交戦した末相打ちとなり、行方不明となる。
25話にて仮面をつけながら生存しているのが明らかになる。
MS操縦技量は高く、ガンダムとフラッグの大きな性能差を物ともせず、デュナメスやスローネアインを圧倒した。
ビリー・カタギリ
声:うえだゆうじ
31歳。茶髪のポニーテールに、眼鏡を掛けている長身の男。MSWADの技術顧問。フラッグの開発にも携わっている。グラハムとは公私共に親しい旧友同士。グラハムと共にAEU軍の公開演習を見学し、エクシアの性能を目の当たりにする。彼も後に対ガンダム調査隊に転属する。スメラギの同窓であった。技術者としての能力は非常に高く、本来対応していないフラッグに短期間でGNドライヴTを搭載させる快挙を成し遂げた。
レイフ・エイフマン
声:土師孝也
73歳。世界に名を知られたユニオンの技術者。技術主任として対ガンダム調査隊に招聘される。グラハムの依頼を受け、フラッグの強化改修を行う。ビリー、スメラギの恩師でもある。GNドライヴとGN粒子の本質に迫るうちにイオリア・シュヘンベルグの真の目的を知った故に、トリニティによるオーバーフラッグス本部襲撃で死亡。
ハワード・メイスン
声:高橋研二
グラハムの要請を受け対ガンダム調査隊に配属されたフラッグファイターで階級は准尉。オールバックヘアーに眼鏡姿が特徴。フラッグに強い愛着を持ち、フラッグファイターとしての誇りも高い。トリニティのオーバーフラッグス本部襲撃時の戦闘でミハエルのスローネツヴァイと交戦し戦死。
誰よりフラッグを愛していた彼の死が、グラハムが「フラッグで戦い続ける」事を決定付ける事となった。
ダリル・ダッジ
声:西凜太朗
ハワードと共に対ガンダム調査隊に配属されたフラッグファイターで階級は曹長。赤い長髪が特徴の黒人男性。後にGN-Xのパイロットに選出されるが、ロックオンのデュナメスに特攻し戦死。たとえフラッグから乗り換えても、フラッグファイターである事に誇りを持っていた。

アメリカ合衆国政府

ブライアン
声:小室正幸
西暦2307年時点のアメリカ合衆国大統領
自国が他国の紛争介入を行うのは国民の安全と国益を確保するためで、決して慈善事業ではないと考えている。
デビット
声:麻生智久
大統領補佐官。
CBに強い不信感と紛争介入への疑問を抱き、CBの正体が暴かれた時に彼らを裁くのは自分達の使命だと考えている。

経済特区・日本

沙慈・クロスロード(さじ - )
声:入野自由
17歳。日本の経済特区東京に在住する高校生。専攻は宇宙工学。CBの理念や行動に対しては懐疑的。両親は既に故人であり、現在は姉の絹江とマンションで2人暮らしをしている。偶然にも日本に潜入していた刹那と隣同士になるが、彼がガンダムマイスターである事に気づくことは無かった。しばらくは平和な生活を送っていたが、ルイスがガンダムスローネによって親族と左腕を失った後に別れを切り出され、更に追い打ちをかけるように姉の絹江を失ってしまった事により、全ての元凶であるガンダムとCBを憎む。
4年後、夢を叶えて宇宙で働き始める。
ルイス・ハレヴィ
声:斎藤千和
17歳。スペイン(AEU)からの海外留学生で沙慈のガールフレンド。専攻も同じ。家が金持ちで、その影響かわがままな性格をしており、度々沙慈を振り回している。また、沙慈に紹介される形で、刹那とも知り合う。
従兄弟の結婚式のために一時帰国するが、たまたま結婚式場上空を飛行していたネーナの気まぐれによる攻撃で親族と左手を失う。その後、見舞いに来た沙慈に「夢を叶えて欲しい」と別れを告げる。
しばらくは彼とメールを続けていたようだが、2年後以降はメールの返事をしていない。
絹江・クロスロード(きぬえ - )
声:遠藤綾
22歳。沙慈の姉。報道機関JNNに勤務するジャーナリスト。彼女がJNNに入ったのはフリーのジャーナリストであった父の影響らしく、父は報道関係者の間ではその名を知らぬ者がいないほどの有名人だったらしい。沙慈がルイスと付き合っている事には、あまり好感を持てない様である。しかし、その強い正義感が、先走り過ぎてしまっている事になってしまった。
CBに強い興味を持ち、イオリア・シュヘンベルグの経歴を追う事でCBの真相に迫ろうとしている。AEUの兵士から新型ガンダムの情報を聞き(後にその兵士も、機密保持の為に殺される)、その中にあったラグナという言葉を調べ、それがラグナ・ハーヴェイを指すことを突き止める。
ラグナの元に向かっても門前払いを受けた為、ラグナと面会を終えたサーシェスに取材をするが、絹江が邪魔な存在となると考え、本性を現したサーシェスの手によって殺された。

AEU

EUを前身とする、ヨーロッパ中心の連合国家群。正式名称は「新ヨーロッパ共同体(Advanced European Union)」。勢力下に置くアフリカビクトリア湖西方に軌道エレベーターを建設中。元首は存在せず、各国代表による協議制のため意見が一致しないことが多く、他の超大国の中では政策などが遅れている。
パトリック・コーラサワー
声:浜田賢二
28歳。フランス軍のエースパイロット。自信過剰かつ喧嘩っ早い性格で、軍上層部も手を焼く問題児。実力は確からしく、模擬戦での2000回全勝の実績を買われ最新鋭MSイナクトのテストパイロットに抜擢された。機体の公開演習にて、突如乱入して来たエクシアに惨敗してしまい、プライドを粉々に砕かれる。以降はガンダムに対し強いライバル意識を持っている。
上官であるマネキンに一目惚れし、度々アプローチしている。
搭乗機の大破が相次ぐも常に生還している。GN-Xのパイロットに選ばれ、ロックオンを負傷させている。
最終決戦ではティエリアのナドレと相打ちになるも生還した。
カティ・マネキン
声:高山みなみ
AEU軍大佐でアイルランド人。パトリック直属の上司にあたり、AEU軍のMS隊作戦指揮官を勤める。パトリック曰く「いい女」で、彼にたびたびアプローチを掛けられる。

人類革新連盟

中国ロシア[5]の旧共産圏インドなどを中心に国家主席を元首とした連合国家群。通称「人革連」。ユーラシア大陸の国々から形成される。

ユニオンに次いで軌道エレベーター[6]の実用化に成功したものの、技術面ではユニオン、AEUにやや遅れを取っている。そのため、超大国の中でもガンダムの鹵獲に力を注いでいる

セルゲイ・スミルノフ
声:石塚運昇
43歳。「ロシアの荒熊」の異名を持つ人革連軍MS部隊の指揮官兼パイロットで階級は中佐。左目に大きな傷跡を持つ歴戦の兵士。風聞を信じず、自分で見聞きしたものしか信用しない主義。劇中では、一時的とはいえエクシアを圧倒する実力を見せた。まだ若いソーマの保護役を受け持つこととなったが、彼女が戦闘に参加することや、超兵の存在についてはやや懐疑的。小説版では妻帯者であることが明かされた。
ソーマ・ピーリス
声:小笠原亜里沙
18歳。人革連軍のMSパイロットで階級は少尉。『超人機関技術研究所』の出身で、遺伝子組み換えにより生み出されたデザインベビーで、ナノマシンにて改造された超兵(強化人間)一号。沈着冷静で感情表現に乏しい。しかし、最終決戦では戦う事よりもセルゲイの身を案じるなど、感情に変化が見られる。
最終決戦時に、アレルヤより「マリー」と呼ばれた。

アザディスタン王国

中東の新興国。化石燃料の枯渇によって経済的に窮乏している。国内では改革派と保守派が対立しており、王宮の近辺でもテロが日常茶判事的に起きている。数年前に戦争によって、隣国のクルジス共和国を壊滅させた。

マリナ・イスマイール
声:恒松あゆみ
24歳、中東の新興国アザディスタン王国の第1皇女。化石燃料が枯渇してしまい困窮する祖国を立て直すため皇女になり、各国に援助を求め世界を飛び回っている。CBに対しては「戦争を戦争で解決させる」ものと否定的な見解を示している。
刹那とは数回の邂逅をしており、合同軍事演習の知らせを聞いたときや国連の掃討作戦でも刹那の身を案じている。最終決戦前に刹那は彼女に自分の想いを綴ったメールを送っており、刹那の想いを知り一人涙を流した。
小説版では彼女の声は刹那の母の声と似ているということが書かれていた。
シーリン・バフティヤール
声:根谷美智子
27歳。マリナの側近でお目付け役も務める女性。政治的手腕は優れているが、アザディスタンでは女性が政治に関わることが許されていないため[7]、公に姿を見せることはない。最終決戦後、マリナの元を離れた。

モラリア共和国

ヨーロッパ南部の一国家。首都はリベール。軍需産業により経済が成り立っている。

アリー・アル・サーシェス
声:藤原啓治
35歳。モラリア共和国の民間軍事会社(PMC)に所属する傭兵。豪放だが金にうるさい男で、ボサボサに伸ばした髪とひげ面というワイルドな外見が特徴。6年前のクルジス紛争では、テロ組織「KPSA」のリーダーを務め、「神」の名の下に刹那達クルジスの少年兵を糾合し戦闘技術を叩き込んだ。
根っからの戦争屋で、信念や理想にはまるで興味を持たず、自身も「戦争が好きで好きでたまらない、人間のプリミティブな衝動に殉じて生きる、最低最悪の人間」と認めている。
イナクトでガンダムを終始圧倒し、後半では奪ったスローネツヴァイを駆り、その場でヨハンを撃墜するなど、桁外れのMS操縦技術を有する。
「ゲイリー・ビアッジ」の別名でAEUの外人部隊に軍籍を持っており、ラグナを始末した後、軍籍を利用してミハエルから奪ったスローネツヴァイと共に国連軍に参加する。その後、ロックオンとの戦いでデュナメスを撃墜するも、GNアームズからのロックオンの直接射撃に巻き込まれ、最後の一撃を放つもスローネは大破した。25話にて生還していたことが判明する。

メカニック

ソレスタルビーイング

第1世代ガンダム

GN-000 0ガンダム(オー - )
CBが開発した最初のガンダム。この機体を第1世代機として、以降様々な発展機が開発されていくこととなる。機体の詳細や搭乗者などは定かではないが、2301年当時、内戦中であったクルジス共和国で、ゲリラの掃討に従事していたアンフ部隊を全滅させ、少年兵時代の刹那がCBに参加する動機となっている。
機体デザインは大河原邦男が担当。言わば00における「ファースト・ガンダム」と呼べる存在であり、その形状は『機動戦士ガンダム』に登場するRX-78ガンダムを踏襲している。番組開始前、水島監督は週刊プレイボーイ2007年10月15日号のインタビューで、第1話の冒頭に「ファーストファン」が「絶叫」する「サプライズ」があると予告、「第1話を見ればわかります(笑)」「冒頭であるMSが登場するのです」とコメントしていた。

第2世代ガンダム

後に開発される第3世代機のための実働データ収集を目的に開発された実験機群。各々がタロットカードの大アルカナにちなんだ名称と機能を持つ。テスト終了後は全機がCBの下部支援組織「フェレシュテ」に配備され、4号機プルトーネを除く3機がより実戦に適したTYPE-F仕様に改装された。

これらの機体はテレビ本編には登場せず、各雑誌媒体で展開される公式外伝にのみ登場する。

GNY-001 ガンダムアストレア
第2世代ガンダム1号機。第2世代機の中では0ガンダムの特徴を最も強く受け継いだ汎用機として製造された。ビームライフルとシールド、ビームサーベルなどの標準武装を基本に、様々な試作装備をテストメニューに応じて使用する。
機体名は「正義」のカードに描かれる女神「アストライア」に由来する。
GNY-001F ガンダムアストレアTYPE-F
カラーリングが白から赤主体に変更されたほか、頭部のツインアイを隠すための仮面が被せられている。
GNY-002 ガンダムサダルスード
第2世代ガンダム2号機。索敵・情報戦に特化した情報戦用MSで、全身各所にEセンサーを内蔵する。あらゆる状況下におけるセンサーの動作試験を目的としているため直接的な戦闘力は非常に低く、装甲はセンサーが正常に機能しうる最低限の厚さしか施されていない。唯一有効な防御力を発揮するのは左肩の大型センサーシールドのみとなっている。武装は6連の回転式弾倉を持つリボルバーバズーカと、尻部GNバーニア両側面のGNビームサーベル。バズーカの弾丸は複数の種類が用意されており、異なる弾丸を混在して装填する事で銃自体に複数の機能を持たせる事が出来る。後にこの機体のテストで得られたデータは、第3世代機デュナメスの照準システムにフィードバックされる事となる。
機体名は「」のカードに由来する。
GNY-002F ガンダムサダルスードTYPE-F
右肩にも左肩と同形状の大型センサーシールドが設置され、防御力が強化されている。また有効範囲は限定されるが、GNフィールドの展開機能も有している。アストレア同様、顔面に擬装用の仮面を装着する。
GNY-003 ガンダムアブルホール
第2世代ガンダム3号機。可変機構を備えたキュリオスの前型機。完全な人型には変形しない。
機体名は戦車=スフィンクスのアラビア語エジプト方言での呼び名。
GNY-003F ガンダムアブルホールTYPE-F
機体色が白から視認性の低い黒に変更された。GNドライヴからエネルギーを供給するGNバーニアとプラズマの2つの推力を自由に切り替えて運用することができる。その異様からガンダムと認識されづらいため、比較的外界への露出が多い任務に重宝される。
GNY-004 ガンダムプルトーネ
第2世代ガンダム4号機。ヴァーチェ/ナドレの前型機。GNフィールドの制御テストを目的に製造された機体。しかし当時の技術レベルでは粒子の制御に難航したため、装甲内部の中空スペースに粒子を展開する代替案を採用している。太陽炉とパイロットの生還率向上のため、胴体部は自力航行能力を持つ脱出ポッド「コア・ファイター」に分離する。
機体名は「審判」=冥王星に由来する。

第3世代ガンダム

前世代機のデータを取り込み完成された本格的な実戦機。

GN-001 ガンダムエクシア
刹那・F・セイエイの塔乗機。第2世代機アストレアを母体に、より接近戦向けに発展・特化された機体。全身に装備された7つの斬撃武装「セブンソード」を用途に応じて選択使用する。機体デザインは海老川兼武が担当。
GNソード
小型シールドと折り畳み式の刀剣、小型ビームライフルで構成される右腕の複合武装。射撃時は刀身を畳みライフルモードへと変形。搭載するビームライフルは近距離戦での即応性、連射性を重視した短銃タイプだが、他国の機体を一撃で撃破可能な威力を持つ。
GNロングブレイド&GNショートブレイド
両腰ラッチにマウントされる大小2振りの刀剣。主に二刀流での使用頻度が高い。
GNビームサーベル&GNビームダガー
ガンダムに共通して装備される接近戦用ビーム兵器。剣状に収束したGN粒子の刀身で対象物を切断する。性能は他のガンダムのサーベルと同等だが、本機のみ柄の形状が異なる。
GNバルカン
両腕に内蔵された小型ビームバルカン砲。基本的に威嚇・牽制などの補助的使用が主である。
GNシールド
強靭なEカーボンで成形された防御装備。エクシアのシールドは近接戦闘での取り回しを考慮した軽量小型タイプ。
GN-001/hs-A01 ガンダム アヴァランチエクシア
公式外伝『機動戦士ガンダム00V』に登場。
高機動オプション「アヴァランチ」を装着した形態。
大容量のGN粒子コンデンサーにGN粒子をチャージし、それを一気に放出することで爆発的な加速を可能とする。ただし短時間での連続使用が不可能という欠点もある。
セブンソードは背部に増設された各ジョイントパーツに集約してマウントされ、使用時はパーツを展開させ迅速な装備選択を行う。
「アヴァランチ(雪崩)」という名称は、進路上の敵を雪崩の如く一瞬で蹴散らす姿になぞらえて付けられた。また、型式番号の「hs」は「ハイスピード」、「A01」は「アヴァランチ型の1号機」を意味する。
GN-002 ガンダムデュナメス
ロックオン・ストラトスの搭乗機。アウトレンジからの狙撃に特化した遠距離支援型MS。標準装備の「GNスナイパーライフル」に加え、作戦に応じて用意された各種火器を選択使用する。精密射撃時は頭部アンテナがツインアイを覆うように下降し、額の高精度ガンカメラが露出する。狙撃機ながらその機動性、運動性は他国の機体を充分に凌駕しており、接近戦においても高い適応性を発揮する。その際、パイロットは専用のライフル型コントローラーを用いて射撃操作を行う。機体デザインは柳瀬敬之
GNスナイパーライフル
通常の狙撃任務に多く用いられる大型ビームライフル。不使用時は肩部アタッチメントに固定される。
GNビームピストル
両ふくらはぎのホルスターに格納されるビーム拳銃。スナイパーライフルでは対応し切れない白兵戦に使用される。
GNビームサーベル
尻部に設置された2基のGNバーニア側面に格納されている。グリップの形状はキュリオスやヴァーチェと共通となっている。
GNミサイル
フロントアーマー内に計16基、膝部に計8基設置された小型ミサイル。通常のミサイルのように爆発により対象を破壊するものではなく、着弾すると目標内部に圧縮GN粒子を注入し、内部から目標を破壊する。
GNシールド&GNフルシールド
肩部アタッチメントに設置された防御装備。標準装備の小型GNシールドに加え、任務に応じてマント状のGNフルシールドを装着する。
GN-002/DG014 ガンダム デュナメストルペード
公式外伝『機動戦士ガンダム00V』及び『機動戦士ガンダム00F』に登場する機体。
ガンダムデュナメスに対水中狙撃戦闘用の装備を持たせたもので、DG014とは「デュナメス専用銃の14番目」という意味合いを持つ。
この際に使用するのは地上からGN魚雷を高速で発射するランチャーであり、機体自体が水中には潜ることはない。また、左肩と頭部にそれぞれセンサーとバイザーが追加される。
GN-003 ガンダムキュリオス
アレルヤ・ハプティズムの搭乗機。4機中唯一の可変モビルスーツで、戦闘機形態への変形機能を持つ。加速力に優れた戦闘機形態による一撃離脱戦法を得意とするが、MS形態でも他のガンダムに引けを取らない攻撃力を有する。人革連からは「羽根付き」と呼ばれている。機体デザインは柳瀬敬之
GNビームサブマシンガン
高い連射性を持つ2連装ビーム砲。飛行形態時はマニピュレーターで把持されたグリップ部を残して銃身が分離し、右翼部にマウントされる。
GNビームサーベル
リアスカートアーマー裏面にマウントされている。
GNシールド
高速戦闘に対応した専用シールド。先端部は開閉構造となっており、打突や捕獲用のクローとしても使用される。また、中央部には伸縮式の短剣が内蔵されている。
テールユニット
戦闘機形態時の脚部間に装着される武装コンテナユニット。対空用ミサイルや対地用爆雷など、ミッションに応じた様々な装備を選択可能。使用後デッドウェイトとなったユニットは速やかに切り離される。
GN-005 ガンダムヴァーチェ
ティエリア・アーデの乗機。単機での強襲・殲滅戦を目的とした重装型MS。「GNバズーカ」や「GNキャノン」などの強力な武装を装備する。4機の中では最も強固な装甲を持ち、他のガンダムに比べ二回り以上はある重厚なフォルムが特徴。そのため機動性はやや劣るものの、GN粒子の重量軽減効果により重量自体は空戦型のフラッグよりも軽量となっている。全身各所にGN粒子の増幅装置を持ち、他の機体よりも強力な防御フィールドを展開出来る。国連軍からは「デカブツ」と呼ばれている。機体デザインは柳瀬敬之
GN-004 ガンダムナドレ
全身の増加装甲を排除したヴァーチェの真の姿。排除後は女性を思わせる細身の体型となり、頭部の追加装甲に接続される無数のコード類があたかも髪の毛の様になびく。砲撃戦主体のヴァーチェとは違い、この形態ではエクシア同様高機動による接近戦にも対応できるようになっている。この機体の存在は機密以上の絶秘とされ、CB内においても極一部のメンバーにしか存在を知らされていなかった。その最大の特徴はヴェーダとリンクする機体を全て制御下に置くトライアルシステムであり、鹵獲或いはマイスターの裏切りに備えた対ガンダム戦を想定している。しかし、アレハンドロの策によりトライアルシステムは使用不能になってしまった。
GNバズーカ
全シリーズのガンダムの兵装中最強の破壊力を持つ大型携帯ビーム砲。通常は肩掛けで発砲するが、胸部のGNドライヴを直結したバーストモードに移行することで戦艦をも破壊可能な威力を発揮する。ただしバーストモード射撃後はコンデンサーに貯蔵されたGN粒子をほとんど使いきってしまうため、短時間の連射は不可能。国連軍との戦いでは2つ持って出撃することもあった。
GNキャノン
背部に設置された可動式連装ビーム砲塔。射線を単一方向に向けた場合は、複数の敵機を薙ぎ払う。ナドレではマニュピレーターで保持し手持ち火器として使用する。
GNビームサーベル
両膝アーマー内に格納されている。
GNビームライフル
ナドレでの出撃時の装備。

スローネシリーズ

チームトリニティが運用する機体。最大の特徴はΤ(タウ)型と呼ばれる擬似太陽炉を搭載している点。最大出力はオリジナルの太陽炉とほぼ同等だが、GN粒子の生成には外部からの電力供給を必要とするため活動時間に制限がある。また、オリジナルの淡い緑と対照的に、真紅のGN粒子を生成する。このGN粒子はオリジナルとは違い完成されておらず、人体への副作用が大きい(ルイスの左手患部の細胞異常はこのため)。

GNW-001 ガンダムスローネアイン
スローネシリーズ1号機。パイロットはヨハン・トリニティ。デュナメスの精密狙撃能力とヴァーチェの大火力を融合させた砲戦型MS。
GNランチャー
ドライヴ直結の大型ビーム砲。通常の速射モードから折り畳まれた砲身を展開した長射程モードを持つ。更に他のスローネから有線でエネルギー供給を受けることでより強力な砲撃が可能となる。2機連結で撃つモードは「GNメガランチャー」、3機連結では「GNハイメガランチャー」と呼ばれる。
GNビームライフル
白兵戦用の射撃装備。GNランチャー長射程モードでは後部のアームが起立し、ランチャー下部に接続される。
GNビームサーベル
両肩に装備されたスローネ共通の斬撃武装。プトレマイオス所属機とほぼ同構造だが、より大型で高出力のビーム刃を形成可能。
GNシールド
左肩の小型シールド。バックパックに接続されたベルトケーブルを介し粒子の供給を行う。
GNW-002 ガンダムスローネツヴァイ
スローネシリーズ2号機。パイロットはミハエル・トリニティ。アインと対照的に接近戦を主体とした機体。後にアリー・アル・サーシェスによって鹵獲され、国連軍の機体となった。
GNバスターソード
右肩にマウントされた巨大な剣。刀身にGNコンデンサーを内蔵しており、ビームサーベルとしても使用可能。
GNハンドガン
左前腕に固定された小型ビーム砲。アインへのエネルギー供給用ケーブルを内蔵する。
GNファング
遠隔操作可能な飛行型ビーム砲。ビームサーベルとして敵機を貫くこともできる。両腰バインダーに最大8基を搭載するが、通常は6基のみ使用する。
GNW-003 ガンダムスローネドライ
スローネシリーズ3号機。パイロットはネーナ・トリニティ。他のスローネの補給や戦闘支援を目的とし、大容量のGNコンデンサーを持つ。
GNステルスフィールド
バックパックやシールドのGNコンデンサーを開放し、広範囲にジャミング用のGN粒子を展開する。
GNハンドガン
ツヴァイと同一装備だが、装備位置は逆の右腕側となっている。
GNシールド
左肩のGNコンデンサー内蔵型シールド。ステルスフィールド使用時は表面のカバーが展開する。
GNシールドポッド
右肩の武装コンテナ兼用シールド。各種ミサイルや予備のビームサーベルなど、作戦に応じた装備を収納する。

母艦・サポートメカ

CBS-70 プトレマイオス
4機のガンダムを搭載するCBの宇宙輸送艦。一部のメンバーからは「トレミー」の愛称で呼ばれる。艦体周囲には4基の独立したコンテナブロックを有し、それぞれのコンテナにガンダムを各1機格納する。艦首部には展開式のリニアカタパルトを持ち、コンテナから直接艦内の射出スペースに移動することで、迅速な射出を可能としている。なお、カタパルトに直結するコンテナは艦上部に位置しているそれであり、適宜回転させることで連続的に機体を射出可能となっている。
ガンダムの輸送、後方支援を目的として建造されたため、艦自体の戦闘力はほとんどガンダムに依存している。また、動力はガンダムのGNドライヴから供給されており、全てのガンダムが出撃すると、短時間しか行動出来ない。
GNアームズ
ガンダムの強化兵装モジュール。大推力のGNバーニア、高火力のGNキャノンを標準で備え、GNフィールドも展開可能という強力な装備。単独でも運用できるが、その場合パイロットが必要となる。強襲用コンテナと呼ばれるコンテナにガンダムとともに格納することで大気圏離脱能力をも持つ小型宇宙船として機能し、プトレマイオス接続時には主砲として運用可能。エクシア用のものはTYPE-Eと呼ばれ、大型GNブレイド2基とそれに付属する中口径GNキャノン2門、大口径GNキャノン2門を装備、ラッセ・アイオンが搭乗することで分離・合体の機能をフルに活かせる。デュナメス用のものはTYPE-Dと呼ばれ、2連装大型GNキャノン、GNミサイルコンテナ、大口径GNキャノン2門を装備。ハロが制御するが分離した後の再合体はできない。
ガンダムの機動力・火力を極限まで強化する装備のため、切り札的存在である。接続はGNドライヴを用いて行うため腕に装備されている銃器は通常通り使用可能。

ユニオン

VMS-15 ユニオンリアルド
ユニオンの現用主力MS。飛行形態への変形機構を持つが、変形には出撃前の換装作業が不可欠であるため、作戦行動中の変形は不可能となっている。変形機構は後継機のフラッグやAEU製のヘリオン及びイナクトにも同様のものが見られる。2307年においても引き続き主力の座にあるが、フラッグの本格配備に伴い徐々に退役しつつある。同盟国のタリビア共和国では、橘色にカラーリングされた当機が配備されている
機体デザインは福地仁。また、その他のユニオン製MSやAEU製MSのデザインも福地が担当している。
リアルドホバータンク
リアルドの後方支援仕様。下半身をホバークラフト、背部を大型キャノン砲に換装したタイプ。
SVMS-01 ユニオンフラッグ
リアルドの後継機として開発された新型主力MS。リアルド同様、高速空戦形態への可変機構を持つ。公式サイトでは「基本的に戦闘中の変形は想定しておらず、あらかじめ形態を選択しての出撃が通常となっている」とあるが、戦闘中の変形も可能でプラモデルパッケージおよび付属の組み立て説明書にもそう記されている。
燃料の水素は、基本骨格であるカーボンフレームを構成する炭素分子結合体内に分子レベルで浸透している。この構造は専用の燃料スペースおよび供給用のパイプラインを必要としないため、機体の大幅な軽量化に貢献している[8]
コクピットは腹部のドラムフレーム内に存在する。
その適応性は大気圏内外を問わず、用途、投入領域に応じた複数の派生機が存在する。
最新鋭の機種故、ユニオンではMSWADを始めとした精鋭部隊への配備が優先されている。そのためフラッグのパイロットはフラッグファイターと呼ばれている。
リニアライフル
口径120mmの射撃武装。電磁力で弾丸を高速射出する。電圧を調節することで破壊力の大きい単射モードと、高速戦闘に対応した連射モードを選択することが出来る。高速形態時は機首を構成する。
ソニックブレイド(プラズマソード)
超高硬度カーボン製のアサルトナイフ。刃を高周波振動させ切断力を増大させる。また、刀身からプラズマを発生させ剣状に収束するプラズマソードを装備する機体もある。このプラズマの収束機構は、ビームサーベル開発の過程で生み出された技術を転用したものである。
ディフェンスロッド
左腕の防御装備。回転するローターに適切な傾斜角で敵弾を着弾させ跳弾させる。また、周囲にプラズマフィールドを展開することも可能。空戦機の観点から、重量負担の大きい通常のシールドを装備出来ない機体のために用意された。
20mm機銃
腹部ドラムフレーム左側に内蔵された機銃。ミサイル迎撃や威嚇射撃、対人戦闘など幅広い用途を持つ。
ミサイル
フラッグのミサイルは、脚部内装式と主翼、副翼下に設置される懸架式の2種が存在する。
SVMS-01E グラハム専用ユニオンフラッグカスタム
レイフ・エイフマンによって強化改造されたグラハムの専用フラッグ。正式採用に見送られた大型エンジンユニット分の重量は増大しているが、装甲や搭載燃料を実用限界ギリギリまで削ぎ落とす事で、総合的には軽量化に成功。ノーマル機の約2倍以上もの最高速度を叩き出す。全身表面には漆黒の耐ビームコーティング塗料が施され、ガンダムのGNビーム兵器に対し万全を期している。武装はノーマル機の標準武装に加え、新たにアイリス社から取り寄せた新型試作ライフルを装備。左利きであるグラハムの操縦特性に合わせ、ライフルとディフェンスロッドの装備位置は左右逆となっている。
完成した機体は目標通り充分ガンダムに対抗し得る戦闘力を獲得したが、反面操作性やパイロットの安全性はほとんど考慮されていない。特に全速旋回時は、耐Gシステムの補助を用いても最大12Gもの多大な負荷がパイロットの身体に襲い掛かる事となる。
劇中では単に「カスタムフラッグ」と呼ばれる。
SVMS-01O オーバーフラッグ
前述のカスタムフラッグと同じ仕様に改修されたフラッグ。ただし、安全面を考慮しているためGシステムは解除されていない。リニアライフルが一新された以外はカスタムフラッグと同じ外見。
SVMS-01X ユニオンフラッグカスタムII(GNフラッグ)
グラハムのカスタムフラッグにGN-Xの擬似太陽炉を搭載した機体。戦死したハワードの無念を晴らすため、フラッグでガンダムを倒すことを誓ったグラハムの強い希望により、カタギリらMSWAD技術陣の手によって完成された。擬似太陽炉の高出力によって更なる高機動性とビーム兵器の運用能力を得たが、全く規格の異なるパーツを強引に接続したため機体バランスに大きな問題を抱えている。また、フラッグ自体ビーム兵器の運用を想定した機体ではないため、実際に使用するには炉と装備をケーブルで直結する必要がある。
GNビームサーベル
スローネアインから奪取したビームサーベルを有線供給式に改造した物。使用の際は背中の擬似太陽炉を左肩側に移動させる。
ディフェンスロッド
GNフラッグのディフェンスロッドは両膝側面に設置され、姿勢制御用スラスターとしての機能を持つ。
20mm機銃
改修以前から唯一残された武装。
SVMA-01SG ユニオンフラッグ陸戦重装甲型(シェルフラッグ)
フラッグの陸戦様装甲追加モデル。背部フライトユニットをオミットしたことで飛行及び変形は出来ないが専用の追加装甲の搭載により防御力が向上している。火力も同様に向上している。

AEU

AEU-05 AEUヘリオン
AEUの主力可変MS。2307年時点では既にロートル機種であるが、大量に生産されたこともあり未だその就役機体数は多い。AEU加盟国以外にも多数が輸出されているが、各地のテロリストや反政府ゲリラなどに流出した機体も少なくなく、各地で社会問題となっている。
「ヘリオン」とは「乱暴者」の意。
AEU-05G 陸戦型へリオン
通称「グランドパッケージタイプ」。MS形態時の性能向上のため変形機能がオミットされているが飛行は可能である。頭部形状が異なる他、腰部ドラムフレームにショートバレルのリニアガンが搭載されているなど改良は全身に及んでいる。モラリア共和国の主力機で正規軍の他、民間軍事会社(PMC)でも採用されており、数の上ではPMC所属機の方が多い。他AEUイタリアにも配備されている。
AEU-05 ヘリオン捕縛型
両肩部にプラズマフィールドを発生させる専用リニアシールドを搭載したタイプ。頭部形状が正規軍仕様と大きく異なる。
反人革連ゲリラ仕様機
人革連の軌道エレベーター「天柱」の電力供給開始10年周年記念式典を襲撃したテロリスト達が使用した機体。頭部はメインセンサーが露出した単眼タイプに変更され、背面のエンジンブロックは空間戦闘用に主翼を廃した替わりにバーニア4基に換装されている。主兵装のリニアライフルはAEU正規軍と異なる独自品を装備。また、2機がかりで牽引される大型ミサイルランチャーの存在が確認されている。
ラ・イデンラ仕様機
正規軍仕様機とほぼ同一の機体。
AEU-09 AEUイナクト
ヘリオンに替わるAEU軍主力機として開発されたMS。基本設計はユニオンのフラッグを参考としており、外形や自力での変形機能など多くの類似・共通点を持つ。更に独自の機能として、軌道エレベーターの太陽光発電システムから電力を無線供給する外部電源方式を採用。供給範囲内であれば、理論上無制限に近い活動時間を持つ。
AEU-09T AEUイナクト指揮官型
指揮官用に通信機能を強化した機体。頭頂部にアンテナが1基追加されている。
AEU-09 AEUイナクト(デモカラー機)
公開演習用に用意された機体。基本的にT型とほぼ同一機であり、視認性向上の目的で明るいグリーンに塗装されている。
AEU-09Y812 サーシェス専用AEUイナクトカスタム
モラリア共和国のPMCトラストが、研究用に入手したイナクトを独自に改修した機体。傭兵アリー・アル・サーシェスの専用機として、ガンダム鹵獲任務に投入された。
主な改修点は、頭部及び両肩の太陽光エネルギー受信アンテナの大型化による電力供給の高容量化。これは、将来的にビーム兵器の運用を想定した改修でもあった。またサーシェスのオーダーにより、装甲削減による軽量化や反応速度の向上などが行われている。装備は銃身に伸縮式の大型カーボンブレイドを内蔵した〈ブレイドライフル〉、その銃身に追加されたミサイルランチャー、さらには大型のソニックブレイド(プラズマソード)と、制式機よりも強力なものに変更されている。
AEU-09Y812A サーシェス専用AEUイナクトカスタム・アグリッサ型
下記のアグリッサと合体するためカラーリングをアグリッサと同じ赤に塗り替えたイナクトカスタム。アグリッサに塗られている塗料はプラズマから内装品を防護する効果があるため、合体するMSにも塗装が必要である。
アグリッサ
第五次太陽光発電紛争で使われたMA。蟹のような外見だが脚を折りたたみ飛行可能。作中ではイナクトと合体し操縦系統もイナクトからとなっているが、MA単体でも運用可能である。また、脚からは「プラズマフィールド」が展開できる。

人類革新連盟

MSJ-06II-A ティエレン地上型
人類革新連盟の主力量産型MS。重火器と重装甲で身を包んだ機体。
他国の機体と違い、コクピット内にはいっさいのモニターがなく、パイロットは専用のヘッドマウントディスプレイを着用し外部の情報を得ている。
武装は各種実弾武装(マシンガンや滑腔砲)に加え、接近戦用の「カーボンブレード」を標準装備する。カーボンブレードはカタールのような装備で、弓状の刃を持つ。
「ティエレン」は、「鉄人」の中国語読み。機体デザインは寺岡賢司
なお、既に退役しているが、かつては「MSJ-05ティエレン」という、より旧式の機体も存在した[9]
MSJ-06II-E ティエレン宇宙型
無重力戦闘を目的とした宇宙戦タイプ。全身各所に推進、姿勢制御用スラスターを備え、空間機動力を強化。脚部にはシールド兼用の円筒状大型プロペラントタンクを両膝から突き出る形で装備する。
標準装備の滑腔砲は銃身の効率的な冷却のため専用の放熱板が追加されている。この放熱板は接近戦用の銃剣としても使用可能な強度を持つ。
MSJ-06II-ET ティエレン宇宙指揮官型
指揮官が搭乗する。両肩にシールドが追加され、全体的にタオツーに良く似た形状をしている。シールド追加により通常型の両肩に装備されていたスラスターがオミットされたが替わりにシールドにバーニアがそれぞれ二基追加されているため機動性に差はないとされる。また頭部と両肩にセンサーが追加され、索敵及び通信能力が強化されている。本編ではゼルゲイ専用機として登場した。
MSJ-06II-C ティエレン高機動型
腰部に水平展開式の可変翼、脚部内に推進用ジェットエンジンを搭載した高機動タイプ。一応飛行が可能となっているが機動力は低く、空戦ではなく戦地への迅速な移動を目的とした物。ゆえに飛行型ではなく高機動型と呼ばれる。
MSJ-06II-C/B ティエレン高機動B型(防塵仕様)
高機動型のバリエーション。飛行能力をオミットし脚部内の推進用ジェットエンジンの推力を増強した上で防塵処理を施した砂漠戦用機。機動力において陳腐化が著しいA型(地上型)の後継機として砂漠以外でも運用されている。
MSJ-06II-C/BT ティエレン高機動B指揮官型(防塵仕様)
指揮官専用機。上半身はET型(宇宙指揮官用)と共通である他は通常型と同じである。本編でもET型同じくゼルゲイ専用機として登場する。
MSJ-06II-SP ティエレンタオツー
ソーマ・ピーリスが搭乗する超兵専用機。宇宙・地上両面での行動を想定した汎用機として製造された。両肩のシールドや脚部を始め、全身各所に配置されたスラスターによって、通常のティエレンを遥かに上回る機動性を発揮する。各部センサーや情報処理能力も強化され、頭頂部にはT字型のモノアイレールが追加されている。またコクピットも他のティエレンシリーズとは異なり、ヘッドマウントディスプレイを用いない、全周囲型の一般的なタイプとなっている。その性能に比例してパイロットに掛かる負担も非常に重く、訓練された超兵以外に乗りこなすことは不可能とされる。タオツーとは「桃子」の中国語読み。
MSJ-06II-LC ティエレン長距離射撃型
地上型に頭部を完全に覆い隠す大型カノン砲を搭載した長距離支援機。メインセンサーは胸部に設置されている。膝部シールドは両脚に装備。砲撃時における安定性を確保するため、尻部にアンカー状の簡易脚を設置している。当然ながら地上型以上に動きは鈍重で、アンカー展開時はほとんど身動きが取れなくなる。
MSJ-06II-AC ティエレン対空型
地上型の頭部を四連装155㎜50口径対空砲に歓送したタイプ。頭部の他腕部に四連装ミサイルポット、腕部に六砲身60㎜液冷バルカン砲を装備するなどかなりの重武装である。通称「ツーウェイ」。
MAJ-03 シュウェザアィ
海老の様な外見の旧式水中用MA。武装は一対アームと機体前方に計三基のクローと胴体左右合計10門の魚雷発射管がある。人革連では沿岸警備目的に配備されているが、国際テロネットワーク「ラ・イデンラ」に流出した機体も存在する。シュウェザアィとは中国語でヤゴ(トンボの幼虫)の意。
MAJ-V34 ジャーチョー
戦闘車両型MA。主にMSサポートや市街地などMSでの活動に不向きな場所で運用される。ジャーチョのみでMSとの戦闘は殆ど行わず、専ら市街戦等の対人制圧を主目的とする。有人型は無人型の指揮者として運用される。
MAJ-V34AI ジャーチョー無人型
有人型を指揮車に多数が随伴し部隊運用される。外見上の差異はアンテナとその周辺形状。
多目的輸送艦 ラオホゥ
人類革新同盟軍のMS搭載宇宙母艦。艦橋部がシャトルとなっており、コンテナ部と艦橋部が分離可能となっている。ラオホゥは中国語表記で「老虎」。

国連軍

GNX-603T GN-X(ジンクス)
ヴェーダから漏洩した情報によって生産された擬似太陽炉搭載型のモビルスーツ。南極の地下施設に隠匿されていたが、ソレスタルビーイングの造反者とされる人物(アレハンドロ)からの内通によって三つの陣営に齎され、国家の枠を超えて選出されたエースパイロットたちが搭乗する。30機発見され、ユニオンで解体された一機を除く29機が対ガンダム討伐戦に投入された。武装は出撃前の換装によってロング・ショートいずれかを選択できるビームライフルを携行し、頭部にはGNバルカン2門、腰アーマーにビームサーベルを内蔵する。数的有利もあいまってガンダムと互角以上に戦えるが、汎用MSであるため各ガンダムが得意とする局面においては分が悪い。
GNMA-XCVII アルヴァトーレ
ソレスタルビーイングと国連軍の最終決戦で、アレハンドロ・コーナーが使用した擬似太陽炉搭載型モビルアーマー。全身が黄金色で擬似太陽炉を7基搭載している。そのためガンダムを圧倒する火力を有する。GNファングなど、スローネのものを転用した武装も確認されている。なぜか粒子の色が黄色に近い金色。機首に装備された主砲の破壊力は超絶的。脚部の存在から地上でも運用が可能と思われる。
GNMS-XCVII アルヴァアロン
ソレスタルビーイングと国連軍の最終決戦で、アレハンドロ・コーナーが使用した擬似太陽炉搭載型モビルスーツ。背部には翼状のパーツを装備しており、強力なGNフィールドを展開する事が出来る。本来は巨大モビルアーマー、アルヴァトーレのコアユニット兼二連装副砲として鎮座している。武装はビームライフルを2丁とビームサーベル。背部パーツを機体前方に展開し、GN粒子を収束させることでアルヴァトーレの主砲並のビームを照射することができる。
バージニア級輸送艦
宇宙におけるGN-Xの母艦として調達された宇宙輸送艦。ブリッジがコンテナの上に存在し、ラオホゥよりも大型である。

その他

MSER-04 アンフ
世界各国の紛争で目にするMS。人類革新連盟製のMSJ-04ファントンの輸出仕様。開発元である人革連では既に退役済みである。その名はアラビア語で「鼻」を意味しており、胸部から鼻のように突出した頭部が特徴。関節部に防塵処置を施されており砂漠における運用に適している。
武装は頭部下に搭載された対人用機銃と、左腕のマシンガン。現状ティエレンに輪をかけて鈍重で、性能も遠く及ばない。旧式の内燃機関を搭載しているため被弾すると容易く爆発してしまう。
2307年時点では旧スリランカの反人革連勢力(シンハラ人勢力)やアザディスタン王国軍などで運用されている。
ワークローダー
小型の作業用MS。脚部は三脚形式だが歩行機能は有しておらず、移動は先端部のローラーによって行う。戦闘用に改修された機体が第1話冒頭でクルジス共和国のミリシャに運用されているなど、世界中の紛争地域で多く目にする。

用語

兵器

MS-Gundam
ガンダムとは、CBの戦争根絶という目的を達成するための物理的手段として開発されたMSの総称である。TV本編に登場する4機のガンダムは、1話冒頭に登場した0ガンダムを第1世代とした第3世代に当たる機体であり、その直系のプロトタイプである要出典第2世代ガンダムも存在する。
ガンダムに搭載された特殊駆動機関「GNドライヴ」(通称太陽炉)は、重粒子を蒸発させることなく質量崩壊させ、莫大な陽電子光子を発生させる。莫大なエネルギーを半永久的に生み出し、同時代の現用兵器群と比較して、あらゆる面で数世代を先んじた圧倒的性能を機体に与えている。出力の割に小型化が容易であり、排熱量の低さから隠密性にも優れる。特に全機が標準装備するビーム兵装類は非常に出力が高く、他国にはこれを防ぐ技術は存在しないとされる。GNドライヴ稼働時に生成される変異ニュートリノは既存のレーダーシステムや通信機器を無効化する効果を持ち(ミノフスキー粒子と同一の性質)、外部に散布することで高いステルス効果を発揮する。更に粒子を一方向、または全方位に展開することで強固な防御フィールドを形成し、機体の単独での大気圏突入をも可能とする。
CBが所有するGNドライヴは第三世代のガンダムに搭載された4基しか存在せず、再生産も困難なオーバーテクノロジーの塊である。ゆえに万一他国の手に落ちた場合、CBの活動に支障が出るだけでなく、世界の軍事的均衡が崩れ、更なる混乱をもたらす恐れがある。このため、ガンダムには外部への技術漏洩を防止するために様々なセキュリティが講じられている。例えば起動の際は、コクピット内の生体認証システムで搭乗者のデータをスキャンしている。 また、作戦行動中に損傷・飛散したパーツからデータを解析される懸念もあるため、外装やその他の損傷しやすい部位、消耗品などは可能な限り既存技術で作られた部材で構成されている。三機のガンダムスローネも含め、各国家群の最新鋭機を遥かに凌ぐ性能を誇るが、組織内部の裏切りによって国連に漏洩した疑似太陽炉搭載型の猛攻により、スローネドライを除く全ての第三世代ガンダムが撃墜、大破した。
機体デザインはエクシアが海老川兼武、その他の3機は柳瀬敬之が担当している。各機体には額などそれぞれの箇所に「Gundam」の刻印が彫られている。


GNドライヴ
ガンダムの動力機関。現在稼働しているのは五基だけである。レイフ・エイフマン教授によるとこのエネルギー機関を作れる環境は木星にあるらしい。尚、GNドライヴTとの相違点は、ドライヴの炉心部にTDブランケットという技術が使用されているか否かであり、ドライヴの活動時間もこの技術の有無が関連している。製造には莫大な時間がかかり、生産性は皆無といっていい。

その他

ガンダムマイスター(Gundam Meister)
ガンダムのパイロット達の通称。マイスターは独語で「親方」を意味しているが、「職人」や「名人」、「達人」としての意味合いが強い。英語では、Master(達人)にあたる。
ヴェーダ
CBの計画の根幹をなす演算処理システム。CBはこのシステムが推奨するプラン通りにミッションを遂行している。ヴェーダ内に情報の重要性に基づいたレベルが設けられ、最高レベル7まで存在し、ガンダムマイスターのデータもレベル7の情報とされている。厳しいアクセス制限が設けられており、実行部隊の実質的リーダーであるスメラギ・李・ノリエガはレベル4、監視者であるアレハンドロ・コーナーはレベル3までしかアクセスできない。レベル7にアクセスするにはヴェーダの許可が必要とされる。また、ガンダムナドレの『トライアルシステム』の制御機能もこの中に存在する。しかし、ヴェーダに存在しないトリニティやガンダムスローネの存在、GNドライヴの設計データの漏洩、『トライアルシステム』の機能停止など中盤以降データの改竄やハッキングが確認され、最終的にはアレハンドロ・コーナーとリボンズ・アルマークによってヴェーダは完全に掌握されてしまった。
なお、このシステムへの特殊なアクセスを許可されている人物はティエリア・アーデ。アレハンドロ・コーナーの従者リボンズ・アルマークもレベル7へのアクセスが可能だった。
トランザムシステム(TRANS-AM)
オリジナルのGNドライヴに予め組み込まれていたシステム。機体内部に蓄積されていた高濃度圧縮粒子を全面開放することで機体スペックを3倍以上に上げることができる。しかし、このシステムは大量のGN粒子を消費し、使用時間の制限と、時間終了後は粒子の再チャージまで機体性能が大幅に低下するなど、両刃の剣である。イオリアがヴェーダが何者かによって破壊、もしくは掌握されたときのために温存していた最後の希望であった。
トライアルシステム
ガンダムナドレのマイスターであるティエリア・アーデに使用を許されたナドレの真の能力で、ヴェーダとリンクする機体を全て制御下に置くことができる。トリニティとの戦闘で使用したが、ヴェーダがデータの改竄を受けていたためにすぐに使用不能となってしまった。

以上で作品の核心的な内容についての記述は終わりです。

スタッフ

主題歌

個別にシングル記事のある曲の作詞者、作曲者、編曲者については各シングル記事を参照

オープニングテーマ

DAYBREAK'S BELL
歌 - L'Arc〜en〜Ciel
#01〜#13のオープニングテーマ。#25ではエンディングテーマとして使用された。
Ash Like Snow
歌 - the brilliant green
#14〜#25のオープニングテーマ。

エンディングテーマ

クオリア
歌 - ジン
#01〜#13のエンディングテーマ。
フレンズ
歌 - ステファニー
#14〜#24のエンディングテーマ。

挿入歌

『LOVE TODAY』
作詞 - 菜穂 / 作曲 - 菜穂、佑次 / 編曲・歌 - Taja
#19・#24の挿入歌。

サブタイトル

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 メカ作画監督 放送日
#01 ソレスタルビーイング 黒田洋介 大塚健
水島精二
北村真咲 千葉道徳 中谷誠一 2007年10月6日
#02 ガンダムマイスター 寺岡巌 ヤマトナオミチ 高村和宏 有澤寛 2007年10月13日
#03 変わる世界 大原実
ミズシマセイヂ
吉村章 大貫健一 西井正典 2007年10月20日
#04 対外折衝 松尾衛 うえだしげる しんぼたくろう 高瀬健一 2007年10月27日
#05 限界離脱領域 榎本明広 森下博光 松田寛 2007年11月3日
#06 セブンソード 北村真咲 松川哲也 佐村義一
有澤寛
2007年11月10日
#07 報われぬ魂 寺岡巌 ヤマトナオミチ 千葉道徳 大塚健 2007年11月17日
#08 無差別報復 木村真一郎 吉村章 大貫健一 西井正典 2007年11月24日
#09 大国の威信 うえだしげる しんぼたくろう 高瀬健一 2007年12月1日
#10 ガンダム鹵獲作戦 榎本明広 森下博光 松田寛 2007年12月8日
#11 アレルヤ 2007年12月15日
#12 教義の果てに 2007年12月22日
#13 聖者の帰還 2008年1月5日
#14 決意の朝 2008年1月12日
#15 折れた翼 2008年1月19日
#16 トリニティ 2008年1月26日
#17 スローネ強襲 2008年2月2日
#18 悪意の矛先 2008年2月9日
#19 2008年2月16日
#20 変革の刃 2008年2月23日
#21 滅びの道 2008年3月1日
#22 トランザム 2008年3月8日
#23 世界を止めて 2008年3月15日
#24 終わりなき詩 2008年3月22日
#25 刹那 2008年3月29日

放送局

放送局 放送期間 放送日時
MBSTBS系列 2007年10月6日要出典 - 2008年3月29日 土曜 18時00分 - 18時30分
SBSRCC 2007年10月13日要出典 - 2008年4月4日 土曜 17時30分 - 18時00分
GyaO 土曜 19時00分更新

※初回放送開始の前週に当たる2007年9月29日の17:30 - 18:00には、放送開始記念特別番組『機動戦士ガンダム00披露宴』がMBS・TBS系列にて放送された(SBS、RCCでは1週間遅れ)。また、放送日前日に当たる10月5日の24:25 - 25:20には、これに未公開のトークや映像を加えた『機動戦士ガンダム00披露宴 完全版』がMBSでのみ放送された。

番組の変遷

「セールス上の次番組」は書かないでください。この件に関してはWikipedia‐ノート:ウィキプロジェクト 放送番組にて議論されています。
MBSTBS系列 土6
前番組機動戦士ガンダム00
(第1シーズン)
次番組
地球へ…廃枠
TBS系列 土曜夕方6時台前半枠
地球へ…機動戦士ガンダム00
(第1シーズン)
(→ここまでMBS制作)
報道特集NEXT
※17:30~18:50
(→ここからTBS制作)
MBS発TBS系列 日曜午後五
コードギアス 反逆のルルーシュR2機動戦士ガンダム00
(第2シーズン)
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関連作品

漫画

月刊マガジンZにて連載(2007年11月号プレ連載、12月号より本格連載)。田口央斗作画によるコミカライズ作品。

同様にケロケロエースでも連載。作画は大森倖三

公式外伝

テレビ放映と並行して、電撃ホビーマガジン月刊ガンダムエース月刊ホビージャパンの3誌にて、本作を別の視点から描くサンライズ公式の外伝が展開される。各作品は、それぞれアニメ本編の過去・現在・未来からの回想が描かれており、他のガンダムシリーズ作品におけるMSV系作品と同様、アニメ本編に登場するモビルスーツ(MS)のバリエーション機が多数登場している。

複数の作家の手で複数の雑誌に展開されているが、その全てを統括するのは千葉智宏スタジオオルフェ)であり、彼のシナリオに基づいて全てのストーリーが有機的に関連している。

機動戦士ガンダム00P

電撃ホビーマガジンにて連載。テレビ本編より過去を描いたショートストーリーを、連載回ごとに登場するメカの解説や模型作例を使用したジオラマを交えて掲載する。

本編から遡ること15年前。まだ人々がソレスタルビーイング(CB)の存在を知らない時代に、先代ガンダムマイスター達の手によって、その象徴たるMS「ガンダム」の開発が行われていた。

エクシアの前型機である「アストレア」を始めとする「第2世代型ガンダム」(『00』第1話冒頭に登場した0ガンダムが第1世代)の開発系譜にまつわるストーリー。

機動戦士ガンダム00F

月刊ガンダムエースにて連載。ときた洸一作画によるコミック作品。テレビ本編と同じ時間軸で展開される。その他の外伝2作ともリンクしており、他作の登場人物やメカなども登場する。

西暦2307年。満を持して活動を開始したCBと共に、彼らを支援するもう一つの組織「フェレシュテ」も活動を開始した。

主人公フォン・スパークを始めとする作品オリジナルのキャラクターの他、『00P』から引き続いて登場するキャラクター、メカニックも存在する。

機動戦士ガンダム00V

月刊ホビージャパンにて連載。00P同様、ショートストーリー&模型作例を中心とした構成だが、こちらはCBの敵対組織に所属する主人公が、テレビ本編より未来から本編当時の出来事を回顧する物語となっている。

『00』本編よりも更に先の時代の物語。テレビ本編では語られなかったミッションとそこで用いられたメカニックについて、とある歴史研究者の視点から見て語られるフォトストーリー。

登場人物

ソレスタルビーイング
ガンダム開発チーム
シャル・アクスティカ
「00P」の主人公。「00P」当時16歳、本編と同じ時代である「00F」の時は31歳。
ごく普通の学生であったが、ふとした切っ掛けで、CBの第2世代ガンダムマイスターの1人に選ばれる。ルイードに想いを寄せていたが、彼がマレーネと結ばれた事で失恋した。プルトーネを要とした作戦にて、機体のGNドライブが暴走した事で脱出できなくなり、かろうじて生き延びたものの、ルイードとマレーネを失い、更には自身も心身共に大きな傷を負っている(顔の左側から首筋にかけて大きな傷痕が見られ、左目と右目の虹彩が異なる)。
ガンダム開発終了後はCBの下部支援組織である「フェレシュテ」を設立し、「00F」の時代にはその司令官を務める。
搭乗機はGNY-004 ガンダムプルトーネ
ルイード・レゾナンス
「00P」当時25歳。第2世代ガンダムマイスターの1人。メカニックに強い技術者タイプであり、自身もメカに対する愛着心が強い。陽気な性格だが、女心には鈍感な性格で、シャルの自身に対する好意にも気付かなかった。意外にファッションセンスは良く、ライダースーツを着こなす。フェルトの実の父だったが、かつてのプルトーネの事故で死亡している。
搭乗機はGNY-001 ガンダムアストレア。
マレーネ・ブラディ
「00P」当時25歳。第2世代ガンダムマイスターの1人。容姿端麗な美女だが、元凶悪犯罪者という異色の経歴を持つ。故に、組織ではパイロットというよりもMSのパーツの1つと見なされており、その行動には大きな制約(ガンダムの整備に立ち会ってはならない、など)が掛けられている。後にルイードと結婚し、フェルトを生んだ。しかし、プルトーネの事故で窮地に陥ったシャルを救うために、ルイードと運命を共にすることとなった。
搭乗機はGNY-003 ガンダムアブルホール
ガンダムマイスター874(ハナヨ)
年齢不詳。第2世代ガンダムマイスターの1人。外見的には10代前半の少女といった容姿。彼女のみ数字でコードネームを名乗っている。感情が乏しく、機械的な会話しかしない上に、モニター越しでしか他者とのコミュニケーションを行わない。何故か自分がコクピットから出る姿を見られるのを嫌がる。その正体は、ヴェーダとリンクする事の出来るホログラフの擬似生命体。
「00F」にも登場し、ロックオン・ストラトスの相棒であるハロとほぼ同型の人工AIとなっている。耳状に隆起した突起など、猫を思わせる形状が特徴。戦闘におけるフォンの相棒で、共にMSに乗りサポートを行う。同時に監視役としての役割も持ち、任務時の手錠の解除や終了後の最施錠を行う。ヴェーダを介してロックオンのハロとデータリンクする事も可能で、フォンがサダルスードで捕らえた敵の情報をハロに提供しているが、ロックオン自身はその事実を知らないようだ。
搭乗機はGNY-002 ガンダムサダルスード
フェレシュテ
フォン・スパーク
「00F」の主人公。18歳。CBの下部支援組織「フェレシュテ」に所属するガンダムマイスター。元重犯罪者であり、任務以外は常に両腕に手錠をはめられ行動を制限されている。また、叛乱防止のために遠隔操作式の小型爆弾が内蔵された首錠を身に付けている。囚われの身でありながら常に傍若無人に振る舞い、上官のシャルに対しても不遜な態度を崩さない。一見ただの精神破綻者にも見えるが、モニター鑑賞したグラハム・エーカーのカスタムフラッグの特性と弱点を瞬時に見抜くなど、鋭い洞察力を持つ。CBの理念にはさして興味が無く、自身とガンダムの力によって世界を変革する事を最大の悦びとしている。
搭乗機はフェレシュテのガンダム4機のほか、AEUへリオン。
エコ・カローレ
30歳。かつてはCBのガンダムマイスター候補であったが、あらゆる面において刹那達現在のマイスターに劣っていたため落第し、現在はフェレシュテ所属のパイロットとなっている。
シェリリン・ハイド
14歳。CBのメカニックであるイアン・ヴァスティとは師弟関係にあり、卓越したメカニックセンスを持つ。無口で無表情であるが、年頃の女の子らしい面も併せ持つ。ハナヨが友達であり、任務以外ではハナヨと行動を共にする事が多い。
その他
ロベール・スペイシー
「00V」の主人公。MS開発史研究者。本編の時代にガンダムを目撃したことをきっかけにこの道に進む。
「00V」に登場するMSの解説は、本編よりも後に書かれた彼の著書から引用したもの、という形を取っている。

スタッフ

  • シナリオ - 千葉智宏(スタジオオルフェ
  • 原作 - 矢立肇、富野由悠季
  • メカニック - 海老川兼武、柳瀬敬之、寺岡賢司、福地仁、中谷誠一、大河原邦男
  • キャラクターデザイン - 羽音たらく
  • 模型製作 - 電撃ホビーマガジン (00P)、月刊ホビージャパン (00V)
  • コミック執筆 - ときた洸一 (00F)
  • 監修 - サンライズ
  • 協力 - バンダイホビー事業部

脚注

  1. アニメ公式HP
  2. プラモデル「HGガンダムキュリオス」の組立説明書より。
  3. プラモデル「HGガンダムヴァーチェ」の組立説明書より。
  4. http://www.bandai-hobby.net/gundam/haro.html
  5. ヨーロッパ部分は「モスクワ」として独立し、AEUに加盟している。
  6. 「天柱」という名称でソロモン諸島の北方に設置されている
  7. 公式サイトより
  8. プラモデルパッケージおよび付属の組み立て説明書より。
  9. バンダイ「1/144HGティエレン」付属解説書より。

関連項目

外部リンク


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