中日本高速道路

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中日本高速道路株式会社(なかにほんこうそくどうろ)は、高速道路株式会社法により設立された特殊会社NEXCO3社のうちの一つ)である。通称はNEXCO中日本(ネクスコなかにほん)。中日本地域の高速道路自動車専用道路などを管理運営する。

会社概要

2005年10月1日設立。

道路関係四公団の民営化方式として採用された上下分離方式において、道路施設の管理運営(いわゆる上の部分)を業務とする。道路施設の保有を目的に設立される独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構から、道路施設を借り受ける形態をとる。高速道路等の新規建設も事業内容に含まれるが、完成した道路は機構が(建設債務も含めて)保有することになる。

ブランド・スローガンとしては、同社発足時に「みちの明日へ」が制定されたが、2010年の同社設立5周年を機に「道を通じて感動を 人へ、世界へ」へ変更された[1]。他に同社の経営方針として、「世界一の高速道路会社をめざして」がある。

ブランド・カラーは「ネクスコ・オレンジ」と呼ばれるオレンジ色。同社では、中部日本エリアの活発なにぎわいをイメージした、力強くいきいきとしたオレンジ色としている。なお、営業エリアの多くが共通し、東名高速道路と並行する東海道新幹線を管理するJR東海のコーポレートカラーもオレンジ色である。

支社

  • 東京支社 - 東京都港区(東京都(東名高速のみ)、神奈川県(中央道と京浜地区の有料道路を除く)、静岡県を管轄)
  • 名古屋支社 - 名古屋市中区(東海3県と長野県南部、滋賀県東部を管轄)
  • 八王子支社 - 東京都八王子市(東京都(東名高速以外)、山梨県全域、神奈川県内の中央道、静岡県の一部、長野県中部を管轄)
  • 金沢支社 - 石川県金沢市(北陸地方を管轄)

2008年7月27日まであった支社・事務所

事業範囲

概ね中部地方新潟県全域及び長野県富山県の一部を除く)において日本道路公団(JH)が管理していた高速道路および自動車専用道路が事業範囲となるが、東京都神奈川県滋賀県の一部路線を含む。これは、路線単位で範囲を区分することに加え、同時に設立されるNEXCO東日本およびNEXCO西日本との収入バランスを考慮したためとされる。

管理する路線

ネクスコ各社の管轄図

具体的には、以下の道路が事業範囲となる(高速道路株式会社法第6条に基づき日本高速道路保有・債務返済機構との間に締結された協定による)。

全国路線網

高速自動車国道

富士吉田線(杉並区から富士吉田市まで) - 中央自動車道
西宮線(大月市から東近江市八日市ICを含む)まで) - 中央自動車道、名神高速道路
長野線(岡谷市から安曇野市安曇野ICを含む)まで) - 長野自動車道
横浜名古屋線 新東名高速道路*伊勢湾岸自動車道
名古屋関線 東名阪自動車道
伊勢線 伊勢自動車道
名古屋神戸線(愛知県海部郡飛島村から甲賀市まで(甲賀土山ICを含まない。)) 伊勢湾岸自動車道*新名神高速道路*
尾鷲勢和線(紀北町から多気町まで) 紀勢自動車道
敦賀線(小浜市(小浜ICを含まない)から敦賀市まで) 舞鶴若狭自動車道

*印のついている高速道路は全線開通していない路線。

一般有料道路(高規格幹線道路に接続する路線)

A'は、高規格幹線道路の国幹道に並行する一般国道自動車専用道路。 Bは、高規格幹線道路の一般国道自動車専用道路

一般有料道路(単独路線)

関連企業

提供番組

過去

交通量

NEXCO中日本が毎年発行するCSR報告書2009(115-117ページ)[3]に各種のデータが掲載されている。

脚注

  1. なお、2013年7月以降は「安全のためにできる、すべてのことを」を併用している。
  2. NEXCO中日本開発株式会社を設立 〜高速道路沿線自治体と連携した地域開発に取り組みます〜 NEXCO中日本開発・中日本高速道路 2014年4月8日付
  3. CSR報告書

関連項目

外部リンク

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